ゲームソフトをつくろう! |
項目 |
評価 |
面白さ |
1 |
操作性 |
5 |
快適性 |
4 |
描写性 |
2 |
音楽性 |
1 |
ゲーム会社・クリエイター育成シミュレーション
今は亡き株式会社イマジニアが投入したゲーム会社経営・クリエイター育成シミュレーション。
会社を経営するモード、ゲームクリエイターを育成するモード、対戦モードの3つが用意されています。
基本的にはコマンドを選択して指示を行い、結果を見るという作業的な流れが大半を占め、
難しい操作は育成モードのミニゲーム含めて皆無という親切な操作性が見えます。
(※ただし不便な点は少なからずあり、これが不親切と判断しているため評価は水準とします。)
さて、他のコンテンツでも取り上げている今作は、筆者にとって因縁のあるゲームです。
かなりボロクソに書きますのでご注意ください。
何においても必要な要素は『運』という投げやりなゲーム性
シミュレーションは経営であろうと戦略であろうと数値やデータに基づいた結果が出ます。
これに乱数やランダム要素が組み合わさることで味が出るジャンルというわけです。
今作はシミュレーションという皮をかぶった『正体不明の何か』という定義が似合います。
さて・・・まず最大の問題点はシミュレーションという形式からすらも逸脱した運頼りのシステムです。
某超能力開発ゲームほど悲惨ではないにしても、シミュレーションの醍醐味は皆無。
経営モードでは、開発スタッフの能力が売上に反映されるものの、完璧な布陣を敷いても微妙な結果ばかりだったり、
特定の売上本数を超えると起こるイベントは毎回発生し、しかも1ターンに1回ずつ発生するので、
非常にうっとおしい限りです。開発中のイベントも適当に発生するだけで面白味がありません。
売上、イベントが運で決まるなど誰がどう面白いと言えるんでしょう。
しかも雑誌コマンドはいらない子状態。売上の推移も固定されたパターンだったりと適当すぎ。
スタッフの能力や適正もかなり適当。
『企画・プログラム・グラフィック・サウンド・宣伝営業』の5つを『(低)E・D・C・B・A・★(高)』で能力付け。
それは良いのですが、ソフト開発を終了すると1ずつ上昇するだけ。
自己紹介で大得意とか言いながら最高が『B』までしか上昇しないという輩もいます。
また、育成モードでクリアしたスタッフは本編でも使用可能ですが、
自己紹介で何が得意とか一切言ってくれないので凄まじく不便です。
挙げるとキリがないのでこの辺で切り上げますが、詳しくはこちらでどうぞ。
とにかく3つのモード全てが運。こんなのに定価5800円を出した筆者っていったい・・・。
一体誰がこのゲームを評価できるのか?
購入当時、筆者はまだ小学生でしたが、このゲームが評価できるようなものとは思いませんでした。
まぁクリアしてますけどエンディングすらも適当。感動はしません。BGM使いまわしだし。
とにかくこのゲームをどうやって褒めたらいいのかも分かりません。
不満点や批判点の大多数は『運』というもので占めているため、明かな地雷よりは穏やかですが、
セーブやロードはお世辞にも快適とは言えませんし、描写ははっきり言って雑です。
「とりあえずパワプロをインスパイアしたけど不完全な状態です」という描写だと思えば結構でしょう。
音楽性は本来であれば0点でも怒られないと思えるほどの出来栄え。
印象的な、あるいは効果的なBGMやSEは無し。よくBGMがおかしくなります。たぶん仕様です。
ゲームを作るというのは、少なくとも筆者が子供の頃は一種の憧れでした。
そりゃ単純に考えてこの手のゲームで、実際にゲームデザインが出来るわけはないですね。
(※ジャンルが固定されているとはいえ、RPGツクールやデザエモンなどがあるのに・・・。)
このゲームを良作以上だという人がいたら名乗り出てください。場合によっては猛者認定したい
です。
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