ドド
〜マルガリータに扱き使われる不憫な大鳥〜

 

 

 

 

 

主要タイトル スーパーマリオRPG
プチ解説 マルガリータと共にマシュマロ王国征服を企んだ大鳥。
マルガリータの傲慢さに悩んでおり、決して悪党ではない。

 

 

 

 

前回触れたクロコにおいて述べたとおり個性的なキャラが多いスーパーマリオRPG。

今回紹介するドドというブラックデブバードですが、

最初に言っておくと戦うことにはなりますが悪党じゃありません。

この生き物もそれなりに悩んだり苦しい思いをしたりしてるのです。







まずドドは物語終盤手前のマシュマロ王国という雲の世界で出現します。

ネタバレになるので深くは突っ込みませんが、

この国は見て一発で分かるとおりアイツの出身地でして、

アイツが不在だったもんだからマルガリータという謎のオバサンが支配してしまってます。

アイツの親父と御袋は監禁されてます。

(※マシュマロ王国の民には病気として伝えられている。)

で、マルガリータは見た目が完全に違うのにマシュマロ王国の王女に就任して

やりたい放題しようとたくらみます。

その手下がドド。

ドドはこの策略のために、マシュマロ王国の王子として担ぎ上げられます。

もちろん見た目に関しては言うまでも無くアレです。

デブな黒い鳥にしか見えないのに可哀想過ぎます。





で、マルガリータの手下なので妙にこき使われてしまいます。

例えば銅像を磨けと命令されたり、

客人を通す許可をいちいちマルガリータに聞く役目をやらされたり。

あと、上司のオバサンが非常に傲慢なので他にもあるでしょうね。

今で言うとパワハラってやつでしょうか。

ドドはこんなクソ上司のもとでも献身的に働きますが、

流石に鳥とはいえストレス社会に悩んでいます。

銅像に度々やつあたりしているようです。

その銅像はマルガリータを模したものなので、

ひっそりと『殺してやる…クソババア』とか思ってるのかもしれません。

十中八九そうでしょうけどね。






で、このシナリオ上では敵側なので戦うことになりますが、

第一戦ではスターで弾き飛ばすことができます。

つまりドド涙目です・゚・(つД`)・゚・

さらにマルガリータとも戦うことになる第二戦では、

ドドが中央の味方キャラを連れ去ってタイマン勝負になります。

ちなみにドド自体はそれほど強くないです。

とにかく突っついてくるだけなので、

回復アイテム所有時、あるいは連れてこられたのがピーチであればほぼ確実に勝てます。

またもやドド涙目です。

そして戦いに敗れたオバサンとドドは、

逃亡し、一時的に行方が分からなくなってしまいます。





後日談でもドドはしっかり登場していて、

マルガリータと共にブッキーという天然のオッサンが住む屋上に着地。

マルガリータはそのままブッキーと良い感じになりますが、

ドドは放置プレイされてしまいます。

どこまでも不憫な鳥です。

ちなみにエンディングではマルガリータとブッキーの挙式が行われ、

牧師役を務めています。

ある種、おいしい役目と言えますね。

(※ブッキーに関してはブッキー の項目をご覧ください。)








セリフは無いけど仕草は面白い。

パシリ扱いされて非常に不憫なドドですが、

彼との戦いで入手できるドドの羽はなかなか良いアイテムですし、

プレイヤーに一瞬の和みを与える重要な役目を担っています。

巨体に似合わずちゃんと長距離を飛べるし遅いけど走れる。

ドドが果たす役目はこのゲームにおいては重要なのです。

 

 

 

 

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