アトランチスの謎 |
種類 | クソゲー判定 |
要素 | 操作性による鬼畜難易度 うわー!ブラックホールだ! エンディング画面なんてない! 最後に待っていた者とは? |
近々、海外へ旅行に出かける予定があります。
決して日本からの亡命ではありません。
そこでパスポートが必要になったので申請後、受け取りに行ったら
事務所(?)に家族連れが2〜3組ほどいました。
なるほど。家族旅行にでも行くのか。それとも子どもを連れてきただけなのか。
まぁそれはどうでも良かったんですが、
会場入りした瞬間、ある家族のご子息さんが
僕の側面に思い切り体当たりしてきた結果、
超絶デカイ声で泣き出しました。
ちょ・・・俺じゃないから!俺は悪くないから!(゚Д゚;)
突然すぎて僕まで泣きそうになったぜ。ハルジオンです。
さて、番外編もここいらで一区切りでしょうか。
ハルジオンさんは目標値に達したら一気にやる気が無くなるダメ人間なんですが、
まぁ今回は番外編の最後(の予定)ですので気合を入れましょう。
サンソフト(※現:サン電子)から発売された『アトランチスの謎』です。
ファミコンがバカ売れした結果、
バカなくらいゲームが乱造された時代もあったわけで、当然クソ率も比較的高い水準でした。
今回のアトラチ(※省略形)は、
そのクソゲー種族に見事に認定されているゲームではありますが、
一部評価できるところと、
『アトランティス』じゃなくて『アトランチス』という誤魔化し方が面白いことで、
見事に番外編への左遷が決定しました。
プレイヤーは見習い冒険家として、
アトランチスへ調査に行ったきり行方不明になっている師匠を探すため、
危険なアトランチスへと向かうという内容。
そのゲーム性とはこの通り。
ステージごとにワープゾーンがあり、それを使って全100ステージを攻略する。
100ステージクリアが目的ではなく、上手にワープしてショートカットする事が重要。
ステージによってはあるアイテムが無いとキレるくらい死にまくる。
ジャンプ制御がほとんど効かないため、操作ミス=死亡。
爆弾を投げて攻撃するが、何故か弧を描くような軌道で飛ぶ。
投げた後しばらくして爆発するため、敵を倒す事が難しい。
どう見ても丸めたティッシュを投げてるようにしか見えない。
全100ステージあるのだが・・・
ワープルートが存在しないために通常では行けないステージが2つほどある。
入ったら最後、何も無い暗闇のステージでは足場が無く、落ちて死に続ける。
(※ご丁寧にもブラックホールと英語表記されているため、殺意倍増。)
救出する師匠が同社の別ゲーム『いっき』の主人公・ゴンベである。
助けたらステージクリアと同じように笑い続けるため、目的が分からなくなる。
ってかエンディングがない。
というように、
クソゲー認定されるだけのレベルを持っているゲームです。
まず触れば分かるのですが、
このゲームの操作性の悪さのせいで、難易度が一気に跳ね上がっています。
矢だけ持たされて「アイツを射殺せ」と言われてるような感覚です。
また、アイテムのあるルートを通ってクリアする事がコツではありますが、
このワープゾーンに入るための条件が非常に厄介だったりするわけです。
例えば、
正規ルートへのワープゾーンが崖っぷちにあり、
そこに爆弾をタイミング良く正確に落として、開いた扉に向かってジャンプで入らなくてはならない。
この時に少しでも操作をミスすると、崖に落ちて死にますので度胸が必要。
あと、自滅して下に落ちた時にワープするという
不可解を通り越して摩訶不思議なルートもあったりします。
とあるステージの足場の端っこで自分の爆弾で自殺することで次へ進めるというもの。
こんなの誰が瞬時に把握できるんでしょうか。
このように不可解かつ理不尽な仕様もさることながら、
悪質レベルの操作性と攻撃性能の低さ。
正規ルートの把握のし辛さ。
行けない場所があるのに全100ステージ表記の詐欺。
苦労してクリアしてもエンディング画面が存在しない。
これだけのクソゲー要素があるのです。
難易度は恐らく操作性の向上があったとしても高い方ですが。
しかし評価できる部分は一応ありますし、現在もこのゲームのファンは居たりするようです。
ハルジオンさんとしては、クソではあるけどバックダンサーの域を出るものではないとも思っています。
BGMはなかなかの高品質ですし、高い難易度はそれだけそそられる箇所もあります。
ジャンプで渡る鬼畜ステージでも、ジャンプはボタンの強弱で決まるので、
結局は自己責任になりますしね。まぁ擁護してるつもりは更々無いですが・・・。
終了でやんす☆