超人ウルトラベースボール |
種類 | バカゲー認定 |
要素 | NPBは見習うべき 必殺技のカオスっぷり あの投手が200km/h!? 対人戦にて爆笑必至 |
2009年の日本シリーズもついに終わってしまいました。
野球好きの僕としてはまた来シーズンが恋しくなるなぁと思っています。
とりあえず、今年は例年より面白かったので良かったですね。
野球は僕の楽しみ。ハルジオンです。
さて、バカゲーってのは世の中にゴロゴロと潜んでいるものです。
バカゲーとクソゲーは実は紙一重であり、
バカを狙い過ぎてクソゲーと化してしまったゲームだってあります。
(2009年11月現在。その類がKOTYノミネートになっている。)
今回紹介するゲームのジャンルはスポーツで野球ゲームです。
このゲームは一部で根強い支持を誇る
低品質メーカー『カルチャーブレーン』
の作品である、
『超人ウルトラベースボール』です。
このゲームは、野球ゲームでありながら、
フェアプレーというものが一切無い。
人間離れした必殺技を使用できる。
SFC発売なのにFCレベルのグラフィック。
アウトの瞬間消えるランナー。
という現代でもしも出るならば、
闇に葬られるべきゲームと言われてしまいそうな感じですが、
このゲームのクソ要素はこの程度に留まっており、
内容のインパクトを考えれば、
壮大なバカゲーと位置づける事ができます。
まずバカな要素の筆頭なのが『必殺技』を使えることです。
フライを捕球しようとしたら爆発する。
弾丸ライナーで野手をフェンスまで吹き飛ばす。
打球が落下した瞬間、大地震が起こる。
打った瞬間、画面がグルグル回転する。
200km/hを軽く超える豪速球を投げる。
分身魔球を投げる。
投げたボールが不可解な動力で円を描きながら飛んでくる。
ドームの屋根を突き破るようなジャンプキャッチ。
ダイビングキャッチで延々滑り続けられる。
などの、
真面目に作ってないだろという要素が主な原因でしょう。
あまりにも凄い必殺技のオンパレードなので、
思わずほとんどに色を使ってしまいましたが、
ちなみに上記は一部の例ですので他にもあります。
これを無限使用できるモードで対戦した場合、
野球ゲームをやってるのではなく、
魔法攻撃しか使えない格闘ゲームをやってる錯覚に陥ります。
また、余談ですがこのカルチャーブレーンという会社は、
既にゲーム業界から撤退、ないし倒産してるんですが、
名前だけはどこかで聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
『飛龍の拳シリーズ』や『チャイニーズファイターシリーズ』などが
代表作で、これらはそこそこの良作であると思うのですが、
如何せん焼き増しみたいなゲームが多く、
小学校低学年までで卒業するレベルのゲームの印象が強いのです。
かつてテレビ東京で毎週やっていた『ゲーム王国』という番組において、
ほぼ100%この会社がゲーム紹介に出演してたりしてました。
ちなみにこの番組はハルジオンさんも見てはいたのですが、
任天堂やカプコン、スクエニはおろか、
ソニー、セガなどの企業は一切この番組に関与しておらず、
現代っ子が知りうる企業ではコナミが筆頭だったくらいの香ばしい番組で、
最後のゲーム対決に至っては、
紹介済みソフトの対決なんですが、
ゲームの内容もさることながら、
あまりにも地味な戦いの連続で、
明らかに子ども達のモチベーションが低かったのです。
勝利側の商品が
『スーパーファミコン』や『プレイディア』
という、当時既に普及しきっていたハード、または処分品。
今考えると、
退屈な番組だった気もしますが、
ゲームに関心があるし番組もなかなか少なかったので、
見てた人も多い事と思います。
カルチャーブレーンという会社は、
この番組の筆頭家老とも言える存在だったんで、
紹介させてもらいました。
話を戻しましょうか。
・・・まぁもうほとんど無いんですけど、
このゲームは確かに真剣な眼差しで出来るようなゲームでもありませんが、
愉快な気持ちになれるバカ要素は非常に多く、
ネタゲーとしては優れた存在であると思います。
タイトルに『超人』と付いてますから、
細かい事は気にしないべきです。
気にしたら負けだと思ってる。
終了でやんす☆