メジャーWii パーフェクトクローザー

 

 

 

 

 

クソ評点 92/100
要素 本格野球ゲーだそうです
センター前キャッチャーゴロ
原作者とファンにこの仕打ち
KOTYが認めるクソの金字塔

 

 

 

嘘みたいな本当の話をしますが、

小学校6年生の頃に友達と野球で遊んでいたときのこと。

いちゃもんをつけられた結果、僕とある子で口論になってしまい、

僕があまりにも呆れて激怒したので帰ろうと後ろを向いた瞬間、

木製バットで右耳のあたりをフルスイングされたことがあります。

 

 

 

そういう話を最近になって目撃者だった友人としたんですが、

「あれは流石にダメだと思った(笑)」

と言われたので、どうやらその場に倒れて動かなくなったという話は本当のようです。

金属バットだったら死ぬから、こんな駄文書かずに済んだのにね☆

ハルジオンです。

 

 

ちなみに僕をバットで撲殺しかけた子は、

同じ中学校で不登校になり、消息不明になってしまったとさ。

 

 

 

 

 

 

さて、今回はまたもや最近。

2008年KOTY大賞受賞作品です。

 

 

 

思った以上に最近過ぎましたがそれは良いとして、

世間一般での呼称は『メジャー2』となります。

このゲームは人気野球マンガ『メジャー』の映画公開と同時期にタイアップした作品です。

原作の世界観や野球ドラマが好評で僕の周囲にもファンは意外といます。

 

 

 

ところが、クソゲー界にはいくつかの法則というものがあります。

『キャラゲーに名作無し』

という格言があり、実際にキャラゲー・タイアップゲーはクソ度が高いのです。

もちろん例外も存在する事はしますが非常に稀であり、

大抵の場合、原作レイプやありえないバグなどでゲームそのものが崩壊するパターンであり、

ファミコンで発売された

『美味しんぼ』、『タッチ』はその代表格です。

 

 

 

 

 

名作確率は稀ではありながらもファンは期待に胸を膨らます事と思います。

クソゲーハンターは違う意味で期待することでしょうが、

ファンの期待を早速裏切るであろう前情報が存在していました。

(※クソゲーハンターにとっては待望の前情報と言える。)

 

 

 

 

 

開発:ドリームファクトリー

 

販売:タカラトミー

 

 

 

 

 

 

 

 

\(^o^)/オワタ

 

 

 

ドリームファクトリーは過去に『TOBALシリーズ』や『バーチャファイター』など秀作を手がけていましたが、

2000年に入ってから独立を果たした結果、

数々のクソゲーを量産する超新星に成長を遂げ、

2007年KOTY総評において

「クソゲーマイスター」という輝かしい称号を与えられています。

 

 

 

 

 

タカラトミーに関してはもはや説明不要だとは思いますが、

鬼畜難関ゲー『トランスフォーマー コンボイの謎』を初めとする、

クソキャラゲーの老舗

として知らない人は居ないというほどの知名度を誇っており、

2007年にも箱○版『ゾイドオルタナティブ』を発表。

コレがノミネートクラスの作品となり、更に地位を高めるに至ったのです。

 

 

 

 

 

元々メジャーは2008年の冒頭に今回紹介する作品の前作に当たる、

『メジャーWii 投げろジャイロボール』が発売されています。

コレが非常に香ばしい評判を得たためノミネート1番乗りを果たしており、

「ゲームを投げろと言わんばかりのクソ」

というような事を言われるほどだったようです。

更にメジャーDSも『クソキャラゲー』との声に溢れた実績を持っていました。

ちなみに言っておきますが、

全てタカラトミーが版権を握ってるので当然関わってるのです。

 

 

 

 

さて、話が逸れましたがいってみましょう。

まずこのゲームは野球ゲームなのですが、

野球のルールを知らない人が作ったのか。

野球を大嫌いな人が作ったのか。

少年野球が本当の野球の姿だと思い込んだのか。

 

 

 

 

とにかくルールそのものが破綻しきっています。

 

暴投して執り損ねた球が一塁手のグラブに瞬間移動してアウト。

ファインプレーをされたら2アウトをとられる。

跳ね返ったファールボールがフェアゾーンに戻ってきたらフェア。

3バント失敗がアウトにならない。

たとえ3ボールであっても、盗塁失敗後はノーボールに。

シナリオに忠実なせいか、大量リードしてても延長戦になる。

サヨナラ負けしてしまっても何故か優勝したことになる。

タッチアップの概念が存在せず、とにかくホームを踏めば点になる。

 

 

 

 

という、

野球好きな僕に真っ向から喧嘩売るような仕様。

しかしまだまだこの程度では済まされません。

2007年大賞の『四八(仮)』の威力が残っていた2008年です。

それを物ともせず大量得票で王者になったのです。

真の恐怖はここからです。

 

 

 

 

 

 

システム面のヤバさが尋常ではない。

尋常ではないというか、

どうしたらこんなになっちゃうの!?

という疑問が消えないくらいのレベルなのです。

 

 

 

 

 

CPUがボール球を全く投げてこない。

ストレートを投げればスタミナが減らない。

鉄球でも打ってるかの如く転がらない打球。

かと思えば、快音とともに簡単に本塁打になったりする。

本塁打を追いかける外野手がフェンスを突き抜けてどっかに行く。

バッティングは、明らかに早いタイミングで押さないと振り遅れる。

打った際の打球方向が守備画面では全く異なっている事がある。

(※ピッチャー返しのはずが、ファールになったり・・・)

洗脳された気分になる低品質なBGMがず〜っと流れる。

盗塁はCPUの気まぐれで行われ、ほとんどが無駄死に。

ベース上でピタッと止まるランナーたち。

 

 

 

 

 

というような、

優勝間違いなしのクリーンナップを揃えたゲームである。

コレだけでも十分すぎる・・・。

 

 

 

 

 

余談ではありますが、

2008年KOTYはヨンパチショックという未曾有の大災害により、

クソゲー基準が跳ね上がってしまった。その結果、初期はなかなかノミネートクラスが無かった。

しかし下半期になると同時に、次々と糞の核爆弾が投下され、

結果的にスレは大盛況になるという大豊作の年(一般では凶作が正しい)でもあった。

上記に挙げたクソ要素だけでもかなり凄まじい異臭を放ってはいるが、

このメジャー2と大賞を争った箱○ソフト『ジャンライン』のクソ度も異常であり、

翌年の2月上旬くらいまで審議が続いたほどであった。

 

 

 

 

という背景があるため、コレだけでは真のクソとは言えない。

もちろん決定的な隠し球は存在した。

最終回ツーアウト満塁のピンチを凌ぐ魔球を

1球のみならず何球も投じたのである。

 

 

 

 

 

まず、ゲームに直接的には関係の無いことではあるが、

このゲームは12月の暮れに発売されたのである。

2007年から言われた『年末の魔物』である。

しかも翌年初め、NHKにてアニメ版メジャーの再放送が行われたため、

多くの子ども達のお年玉がこのソフトによって消費され、

現代の子ども達にクソゲーの存在を徹底的に印象付けたゲーム

として一役買った。

 

 

 

 

また、ニコニコ動画などで既に公開されているが、

キャッチャーが防具を脱ぎ捨て、

主審がピッチャーに尻を向けた状態で、

さらにバッターまでもが尻を向けている

という異様な光景があったのである。

 

 

 

 

コレには絶句である。

バッターはこんな背面打法であっても容赦なくボールを打つし、

主審は尻を向けた状態でもストライク判定を出す。

お前らは野球を知ってるのか?(゚Д゚ )

 

 

 

 

それだけではない。

ある特定の条件(バグ利用技)を満たしてバッティングを行うと、

キャッチャーが物凄い俊足を見せながらボールを追いかけ、

それをただジーッと見つめるセンターの姿を拝めるのである。

 

 

 

 

これを世間一般では、

『センター前キャッチャーゴロ』

と呼ぶ。

 

 

 

 

そしてトドメは、

主人公である茂野吾郎(ピッチャー)の首が

180度反転した状態になる。

 

 

 

これもバグによるものではありますが、

物凄いインパクトを感じることでしょう。人によってはグロ認定する場合もあり、

掲示板にてAAが作られたほどです。

もはや内容面でもルール面でも、いたるところで凄まじいクソっぷりを見せ付けてしまった事実は揺るがず、

『見事なクソの金字塔を打ち立てたゲーム』

と、賞賛の嵐を生んだのであります。

 

 

 

ただでさえ2008年内で3つもメジャー版権のゲームを出しながら、

3つともクソゲーとして認定されてしまったのです。

(※大賞1個、ノミネート1個、惜しくも選外1個)

 

 

これは原作殺害とは言わないまでも、原作レイプと言えるでしょう。

原作者とファンに3回も煮え湯を飲ませたのも勇ましい限りです。

訴訟に発展しないと良いですね☆

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

戻る。