四八(仮)

 

 

 

 

クソ評点 評価不能/100
要素 ホラーではなく稚拙な文庫本
致命的バグのオンパレード
10年に1本の伝説継承
人によってはクソではなくゴミ

 

 

 

 

中学生の塾講師をしていまして僕は教える立場にあるんですが、

留年が確定してしまいました\(^o^)/

反面教師のハルジオンです。

正直、後悔している。

 

 

 

 

 

さてさて、そんなことはどうでも良いとしまして、

今回はPS2にて2007年11月に満を持して発売された『四八(仮)』についてです。

 

 

 

 

 

急に年代がぶっ飛びましたが、

レトロゲームのみならず、時代はクソゲーを生むのです。

現行機であるWiiやPS3や箱○だって、

作り手の技量や意識などで良くも悪くもなるんですからね!

時代が変わってもクソゲーが生まれることは何の変化もありません。

 

 

 

 

さてさて、クソゲーオブザイヤー(KOTY)という企画をご存知でしょうか。

知らない人は某掲示板を探してみると良いでしょうし、Wikiもありますのでそちらを見ると良いです。

(※お願いですので、利用する際はネットマナーを厳守してください。)

 

 

 

 

 

 

この作品は、

2007年KOTY大賞受賞

という輝かしい名誉を手に入れた作品であり

散った人をして

「10年に1本の逸材」

と言わしめたほどのクソの塊です。

自称クソゲー愛好家の友人宅でコレを実際に見たのですが、

そのクソっぷりは半端ありません。

ではでは、このソフトを細かく解説して行きましょう。

 

 

 

 

 

 

まず、このソフトは日本の怪談話やそれにまつわるエピソードを取り入れた

ホラーアドベンチャーです。

アドベンチャーと言っても、かまいたちの夜のように、

話を読んでいき選択肢を選んでいくという擬似サウンドノベルと言っていいでしょう。

この作品のシナリオを手がけた飯島多紀哉氏は、

元々同人系統でも人気があった人で、

過去には『学校の怖い話』という

世間で高評価となったゲームを手がけた事があります。

 

 

 

そんな功績を残した人が手がけたゲームに期待した人も多く、

掲示板でも期待して購入した人がそれなりにいることが判明。

 

 

 

 

しかしなにを間違ったのか。

名作を期待されたゲームが蓋を開けてみればボットン便所だったのです。

この作品が報告された11月。

掲示板では史上類を見ない祭りが始まりました。

発売前まで大賞最有力候補だった別ソフトが

あっさりと候補から転げ落ちてしまうほどのその完成度。

歓喜に渦巻く住民と特攻して名誉の死を遂げた住民。

凄い世界を見せてくれたのです。

 

 

 

それまで勇名を博した飯島多紀哉氏は、

クソゲーオブザイヤーの神として崇められる存在にまでなりました。

世間一般からすれば、

都落ちの典型的な例ですが。

 

 

 

 

では何がクソだったのか。

このゲームはホラーというジャンルに分類されています。

怖くないのに。

 

 

 

というのもニコニコ動画などのサイトで調べてもらえれば分かりますが、

日本47都道府県にそれぞれ話が振り当てられていて、

大抵はその地域の怪談話だったりするのですが、

 

 

 

広島県は変な猿の話。

山口県は変な蟹の話。

香川県は変な布団の話。

宮城県は変なダンボールの話。

群馬県は変な茶釜の話。

大阪府は変なトンネルの話。

 

 

 

 

という、

おおよそホラーとは思えない題材で彩られています。

コレには各地域の皆様も溜息が出たことでしょう。

じゃあ他の地域はどうなのかというと、僕も全て見たわけではないのでなんとも言えませんが、

徳島・神奈川・岩手はミニゲーム扱いです。

時代が時代なら土一揆に発展するような挑発です。

 

 

 

 

さらにさらに、このゲームは話が分岐するシステムになっており、

いくつかの地域では複数の話が楽しめたり結末が用意されてたりします。

しかしながら、この分岐システムが

完全なランダムなのです。

つまり運が無ければいつまでたっても同じ結末を見ることになります。

繰り返し見届けるだけならまぁ百歩譲って良しとしましょう。

しかしながらこのご時勢、

バックログ機能や既読スキップ機能が存在しない

というのは流石に舐めすぎです。

これによって繰り返し物語を読むことが苦行になり、

結果的に忍耐力の鍛錬に繋がるのです!(キリッ)

 

 

 

KOTY情報ですが、

必死の苦労でコンプリートを目指しても、

公式攻略本では

『東京都はコンプリート不可能』

という目を疑う情報が掲載されていたそうで、

じゃあ何の為にこのゲームやってるんだよ

という悲痛な叫びがこだましそうな仕様です。

 

 

何度も言いますが、

仕様だからしようがないんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くるりんぱ\(゚∀゚)ノ

(※やちまった空気を払拭する儀式)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに留まらず、

自称ゲームの総合雑誌をうたうあの企業とのコラボレーションがあり、

完全な内輪向けネタでプレイヤーを放置する勇ましい内容。

それどころか、

自分シナリオという自分の視点になって物語があるアナザーシナリオがあり、

コレに飯島多紀哉氏が自ら登場。

しかも内容的には自画自賛という始末。

 

 

 

 

これだけでもクソの一角が固められたと言えます。

しかしオブザイヤーをぶっちぎりで獲得した理由はこんなものじゃありません。

上記は、

所謂前座です。

 

 

 

 

ゲームはセーブし、コツコツ進めることが出来ます。

コツコツ進めるのも正直辛いですが、それは良いとして、

大抵のゲームはセーブ画面やコマンド選択画面から抜けるときは

キャンセルに対応するボタンを押すことが多いです。

PSであれば×ボタンにあたります。

 

 

 

セーブ画面から抜け出そうと×ボタンを2回押すと、

フリーズします。

(※超高確率)

 

 

 

 

 

 

 

なんだってーーーーーーーー!(゚Д゚ )

 

 

 

 

 

 

常識が通用しない致命的なバグ。

しかもこのフリーズは他の場面においても高い確率で起こるらしく、

話の選択後の読み込みで起こったり、

エンディングのスタッフロールで起こったり。

現実に冒頭で話した友人にも、

「話は許しても固まるという現象は万死に値する!」

とまで言わしめたほどです。

 

 

 

 

 

しかしそんな事すら凌駕するもっと素晴らしいバグがあります。

それは、読み込みの際にたま〜にですね。

画面中央に白い四角が出現する事があります。

コレ再ロードしても消えない殺人的バグなんですよ。

つまり、

そのデータは使い物にならなくなっちゃうってことです。

 

 

 

さぁ皆さん落ち着きましょう。

いまさら苦情の電話をしても仕方ないから受話器を置いてください。

 

 

 

 

 

当時はこのバグによって困り果てた人が電話突撃を行いましてその結果、

向こうの対応がこれまた香ばしく、

結果的に大賞受賞の要因になってしまったというエピソードもあります。

それに関してはWikiを御覧下さい。

 

 

 

爆笑必須です。

 

 

 

面倒な人の為に軽く解説しますと、

「ソフトと一緒にメモリーカードも当社に送ってください。」

という事なんですよ。

 

 

 

 

 

 

メモリーカードを送れ?

何かの悪い冗談でしょうか?

(゚Д゚ )ハァ?

 

 

 

 

そしてソフトの交換が済んで郵送されたてきた際、

ハンカチが同封されてきたという衝撃的な事実も明るみに出ました。

住人の方々は

「コレで涙を拭けってことか?」

という画期的な解釈を行ったのです。

なるほど、香ばしい。

 

 

 

 

そして応急処置の対応についてもカスタマーはこんな指示を行ったらしい。

 

 

「セーブ画面でメモリーカードを抜き差ししてください。」

 

 

 

何という高リスクな処置でしょうか。

四八(仮)のデータはどうでも良いとして、

他のゲームのデータがコレで無事でいられる保障は無いんですからね。

 

 

 

 

 

 

 

ふ〜。疲れた。

実際にこの目で見て大賞受賞の理由が分かりました。

流石は10年に1本と言われるだけの事はあります。

(※次回に紹介するソフトがその10年に1本という概念を早々と崩しましたが・・・)

 

 

 

 

ふ〜落ち着きましょう>ハルジオンさん。

考えてみたらこの作品は完成品じゃないんですよ。

 

 

 

 

 

(仮)だから・・・。

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

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