星をみるひと

 

 

 

 

 

クソ評点 96/100
要素 不可解な成長バランス
不親切の極意を垣間見る作品
救い様がない戦闘システム
衝撃のクライマックス

 

 

 

パソコンを酷使したせいかどうか分かりませんが、

右のシフトキーが外れてしまいました。

使った記憶が全く無いんですけどどうして?

ハルジオンです。

 

 

 

 

 

さてさて、更新しまくりんぐなこのコンテンツですが、

第5回はSFというテーマを台無しにしようとした

『星をみるひと』です。

 

 

このゲームは先ほど申しましたとおり、SFという当時としては画期的なテーマであり、

現代でも作りこみの具合によっては名作になりえるものです。

しかしこの会社。

違う方向でSFを解釈してしまったのか、

クソゲーとして不動の地位を確立してしまうゲームにしてしまったのです。

 

 

 

 

 

この作品における主人公をはじめとする主要メンバーはサイキッカー。

つまりは超能力者という位置づけです。

これは期待そそる設定です。超能力で敵を一網打尽だぜ!

 

 

 

 

と思いきや蓋を開けてみれば

使える能力は初期では皆無

超能力の使い道がかなり限定的

前触れ無くいきなりフィールドに放り出されてスタート

いきなり倒せない敵が出現する

最初の街が設定上の都合で見えない

 

 

 

などなど、

いきなりプレイヤーを置いてけぼりにする内容。

まぁ上の3つは心を広くして大目に見ることは出来ます。

しかしながら、

初戦闘で勝機の見えない敵と戦う事があるという時点で、

もうバランスもクソもあったもんじゃありません。

ドラクエで例えるならば、

開始直後に『いどまじん』が現れたようなもんです。

 

 

 

 

さらには、ストーリーの都合とはいえ

最初の街がフィールドで確認できない。

これはまぁ設定が設定なだけに仕方ないかなとは思いますけど、

立ち寄るべき街なのだからヒントくらいは出すべきでしょう。

開始地点から近い場所にあるからまだ救いがありますが、

ノーヒントで探せとは酷な要求をするもんです。

 

 

 

 

そして、このゲームには様々な地雷がたくさん用意されています。

まず武器に関してですが、

買ったものは自動的に装備されます。コレは良いです。

しかしながら、

売ることが出来ません。

それだけならまだしも新しい武器を購入したら、

今まで装備してた武器は破棄されます。

 

 

 

☆ な ん と い う 客 泣 か せ ☆

 

 

 

さらには、初期レベルで最初の武器を購入した場合、

乱数やシステムの関係で、

敵に与えるダメージが0になります。

まさに地雷です。こんな罠には流石に気付けないでしょう。

また、このゲームにおける戦闘において、

逃げるコマンドはどこにも存在しません。

逃げるにはレベルアップで覚えるテレポートを唱える必要があります。

これ実は失敗する事があって、

失敗しても戦闘から抜け出せますが変な場所にワープしてしまいます。

デバックチームは何をしていたのでしょうか?

 

 

 

 

さらにコマンドをミスした際に戻る事が通常なら可能なのに対して、

このゲームにおいては、

キャンセルできないという実に男らしい仕様。

選択をミスったら諦めるしかないってことです。

人生は1度きりってやつですね♪

(※本当にそんな意味があるとは思いませんが致し方なし!)

 

 

 

 

さてさて、戦闘面に関してはこのくらいで良いでしょう。

後は全体的な内容とシステムに触れていきます。

まず、主人公キャラの移動に関してですが、冒頭で述べたとおり反省をしなかったせいか、

キャラの移動が1マス約1秒くらいかかります。

僕が計測した結果では3マスで2秒以上かかっていますから、

時間をかけて楽しんでくれという

悪意愛のメッセージを感じます。

 

 

 

 

フィールドで流れるBGMと街で流れるBGMに関してですが、

明らかに逆だと思います。

フィールドではやや明るいBGM。コレはコレで良いとしましょう。

どうして街のBGMがあんなに怖いんですか?

とても超能力で守られている場所として相応しくありません。

ちなみに、ダンジョンのBGMと同じですので、

街中歩いててモンスターが出現してもおかしくないと錯覚します。

ついでに言っておきますが、

街から出るとある特定の場所にワープします。

 

 

 

どういう事かと言うと、説明に困りますが、

3つ目の街から外に出たら、2つ目の街の外に出たことになるのです。

これは容量的な事情があったとしても、

プレイヤーを意図的に困惑させる悪意を感じざるを得ません。

 

 

 

 

さらに、中盤〜終盤に出てくるダンジョンにおいて、

扉のロックを開けるためにはカードキーが必要になります。

こういうアイディアは良いと思います。

しかしこのアイディアを無駄にする仕様にはいささか疑問です。

カードキーは扉を1つあけると消滅。

使い捨てです。

つまり攻略するためには何枚かのカードキーをあらかじめ買っておく必要があり、

無くなってしまったら閉じ込められてアボーンです。

しかもしかも。

このカードキーは先ほど言ったとおり購入できるのですが、

良質な武器に匹敵する値段になっているため、

複数枚買うには莫大な資金が必要になってしまいます。

さぁお金はどうする!敵をひたすら倒して貯めるのです。

 

 

 

 

 

究極と言えるのがコレ。

難解なダンジョンを攻略し、ついにラスボスの待つ場所へ到着!

最終決戦に備えて身構えるプレイヤー。

さぁボスっぽい奴に話しかけます。すると・・・。

 

 

 

三択の選択肢が出現。

 

 

 

これはつまり、選んだ選択肢によって戦闘システムが変化するってやつですね!?

 

 

 

限界なので言っちゃいます。

この選択肢はそのままエンディングに直結します。

どういうことかというと、

選択肢を選んだ瞬間にエンディング画面に切り替わるのです。

 

 

 

 

 

ラスボス戦はどこ〜?(・∀・ )

 

 

 

 

そんなの無いんです。

これまでの苦労が水泡に帰すが如く、

拍子抜けの展開が待ってるのです。

RPGにしてもアクションにしても、

並々ならぬ強さを誇るラスボス戦は手に汗握るもの。

全力をかけて戦うまさに醍醐味です。

 

 

 

それが無い!ヽ(`Д´)ノ

 

 

 

選択肢によっては、

戦いに負けた事になるし、

イルカのしもべになって生き残る事になるし、

どれもこれも消化不良です。

 

 

 

というか、このゲームは結論を言えば、

主人公達がラスボスを倒して真の平和を取り戻すという結末がありません。

つまり、何の為に

このウンコゲームをやったのか

それが分からなくなってしまうのです。

 

 

 

 

ちなみにこのゲームにおける美点を挙げるならば

テーマがSFであること。

キャラクターがレベルアップすると容姿が変化する細かい芸。

超能力者を活用したストーリー性の高さ。

 

 

などがあります。

これによって未だにこのゲームを評価する人もいるのです。

しかもその有志の方々によって、

この星を見るひとはフリーウェアで復活を果たしています。

システム面などが改良されて遊びやすくなってるようですので、

気になる人は検索してみましょう!

 

 

 

 

まぁこのテキストでは

有志の方々から反感を買うようなことを書きなぐってきましたが、

率直に言わせて貰います。

 

 

 

 

 

どこをどう見てもウ○コはウ○コでしかないんです!

・゚・(つД`)・゚・

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

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