デスクリムゾン

 

 

 

 

 

 

クソ評点 100/100
要素 クソゲー界の帝王
主人公の壮絶な香ばしさ
雑誌でもレビュー放棄寸前
列挙しきれない伝説の一本

 

 

さて皆様。大変長らくお待たせしました。

今回のゲームはクソゲーという言葉を知る人ならば誰もが知っている作品。

デスクリムゾンDEATH!

このゲームはエコールが開発したガンアクションシューティングゲームで、

機種はセガサターン。ガンコン対応となっています。

あ、コントローラーでも出来ますけどやめたほうが良いです。

即行でコントローラー投げる羽目になるので。

 

 

 

さて、このゲームのキャラクターなんですが、

主人公であるコンバット越前がまず凄い。これだけで爆笑できるのです。

詳細は『特集:キャラクター論』にて取り上げてますのでそちらをどうぞ。

オープニングでいきなり骨格のおかしいコンバット越前が見られます。

ちなみにタイトルが股間から出てくるオマケ付きです。

 

 

 

ゲームなのですが、特に驚くべき部分があります。

まずエコールの社マークが出てきます。これはどのゲームでも企業名が出てくるので普通。

ですが、

このマークがそれなりに怖い感じで、しかもスキップ不可。

やり直す度に見る事になるし、ゲームオーバー後も見る事になります。

これだけで処刑されてる気分です。

また、タイトル画面で選択できるオプションですが、これもまぁおおよそのゲームに実装されてるものです。

しかしこのゲームで行えるオプションは、

音声切り替え(ステレオ/モノラル)のみです。

非常に斬新かつ充実したオプション画面に絶句する事間違いなしでしょう。

(※後にクソゲーと呼ばれる大奥記がこのオプションをリスペクトするなど誰が想像しただろうか…。)

 

 

 

で、このゲームは冒頭にも述べたとおりガンアクションシューティングです。

操作は基本的にガンの形をした専用コントローラーを使う事になります。

そして敵を撃って倒していくのですが、

この照準がかなりの頻度でずれまくります。

ガンコンを推奨した理由は

もちろんゲーム性を高める事と凶悪な操作性のコントローラーからの解放が目的ですが、

最も快適な方法でいきなりプレイヤーに止めを刺すのです。

照準を合わせる画面ももちろんあるのですが、

一発撃てば前の画面に戻るため、照準が合ったかどうか分かりません。

 

 

 

さて、いよいよ本編に行きましょう。

このゲームでは全3ステージ全8エリア構成+ラスボスという流れ。

この長い長い苦行を達成するためには様々な障壁との格闘を強いられます。

まず、敵が登場するのでガンで打ち抜くのが基本なのですが、

敵の登場の仕方がまずく、

いきなり画面に瞬間移動でもしたかのように表れます。

車のボンネットに張り付いてきたような衝撃映像で、

これを集中力を切らさずに打ち続けなくてはなりません。

また、これはこの作品だけではないのですが、

ガンシューティングのお約束として『撃ってはいけない標的』があります。

例えば民間人やら特定のオブジェなどですね。

どのシューティングでもこういったギミックは存在しています。

しかしデスクリムゾンは一味違いました。

まず民間人が登場したらこれは撃ってはいけません。ペナルティです。

そしてムササビが張り付いてきても撃ってはいけません。ペナルティです。

 

 

 

むむっ、ムササビだと!?(゚∀゚;)

 

 

ちなみにこれ、民間人のところから説明書に書かれてないのです。

まぁ百歩譲って民間人を説明書に書かなかったのは大目に見ましょう。

急にやってくるムササビを撃つなというのはどういう意図があるのでしょうか。

初見の人なら絶対に敵と間違って撃ってしまいます。

ただでさえこのゲームの世界観がアレなんですから予想の斜め上を行くトラップです。

また、こうしたゲーム画面に登場する標的の汚らしさを中和するためでしょうか。

背景の建物も、負けじと貧相かつ汚らしいグラフィックで描写されています。

レビュアーですらバグじゃないのかと疑ったそうです。

 

 

 

さらに本編以外にもこのゲームの香ばしさが象徴されている部分がありまして、

英語の綴りが間違っていたりします。これはわざと見逃したのでしょうか。

代表的なのは『Stage』という部分を『Stege』にしてあったり、

『staff』を『stuff』にしてたり。

ウィキでは、この誤字をご丁寧にも解説しており、

『stuff』には以下の意味があるそうです。

 

@物、物事、代物、事柄

A無価値なもの、ガラクタ

 

 

 

あながち間違ってはいないかもしれません。

ここまでくるとわざとじゃないかと思わざるを得ません。

こうしたクソクソクソの応酬にレビュアーも困惑した現実があります。

ファミ通の羽田氏は、

『ゲームに点数をつけるという行為に限界を感じた一本。』

と高らかに賞賛しています。もちろん悪い意味で。

サターンマガジンのレビュアーは、

『さっさとバーチャガン置いて家に帰りました。』

という前代未聞の言葉を残して去っていきました。

 

 

 

 

とにかく詳細はデスクリムゾンを紹介しているサイトを検索してご覧ください。

↓お勧め↓

http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/46.html

 

 

 

僕の腰が限界を迎えたことと、

列挙する事がありすぎて手に負えないためこの辺でオシマイにします。

皆さんも見つけたらぜひこのゲームに触れてみるといいでしょう。

クソゲーという枠が如何に壮大かつ壮絶なものかが分かると思います。

このゲームに比べれば、無双3やカラテカなどは全然許容範囲でしょう。

唯一張り合えるのは『たけしの挑戦状』か『四八(仮)』と言われてます。

ハルジオンさん的にはマインドシーカーあたり負けてないとも思えますが…。

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

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