真・三国無双3

 

 

 

 

 

 

クソ評点 87/100
要素 猛将伝とセットで初めて成立するゲーム
使い回されたステージ達
新要素導入で爽快感サッパリ
早く程普や于禁を出せとあれほど…

 

 

職場でレジ周辺の掃除をしてたら、お客様がやってきて

「ぃょぅ!\(´∀`*)」

と言ってきたので、思わず同じように返しそうになりました。

ファンキーなお客さん嫌いじゃないよ。ハルジオンです。

 

 

 

 

 

 

さて、今回は人気シリーズでもある真・三国無双シリーズの3作目です。

事実上は、2に猛将伝があるので4作目に当たるとは思いますが、

カウントされてる数字が3なので、まぁそこはご愛嬌で♪

 

 

 

さて、三国志の武将を操って並み居る敵兵をバッサバッサと薙ぎ倒していく

爽快感を売りとしているこのゲーム。

前作は拠点からドンドン湧き出てきては自分に突っ込んでくる敵兵を相手にしながら、

総大将撃破を目指し、途中で援軍イベントや敵の計略が発生したりして

とにかく忙しくも爽快感を味わえたのですが、

この3は進化したというより、前作を超えられないまま発売されてしまいました。

言うなればバッサリやられたのは敵兵ではなく、

爽快感の方です。

 

 

 

まず、AIの思考が変化し、無駄に頭が良くなっている点と、

敵兵の配置が完全にグループ分けされてしまった点が融合した結果、

敵がプレイヤーを殺そうとやってこない問題が見つかっています。

一定距離近づけば、まぁ敵兵はこっちに来るのですが、

決まって5人組で淡々と襲い掛かってくる。

近づかないと来ないのでワラワラ感がほとんど無い。

故に敵兵を大量に殲滅する快感が味わえない。

こっちの無双乱舞を何事も無く雑魚がガードする。

エフェクトのせいで、剣で叩いてるように感じる。

 

 

 

 

というように、

前作よりも爽快感が薄れているという非常事態です。

それだけならまだしも、

新要素として一騎打ちシステムが導入されまして、

まぁこれは遭遇した敵武将との友情度によっては一騎打ちを挑まれるものなのです。

一騎打ちでは柵で囲まれ隔離された場所で戦闘になるのですが、

この新要素がクソさを鮮明に印象付けてしまいました。

 

 

一騎打ちを断ると味方全軍士気低下。

時間内に勝負がつかず引き分けでも士気低下。

負けるともちろんゲームオーバー。

リスクが高いのに勝っても通常の撃破扱いになるだけ。

一騎打ちを挑んだ相手が軍団長だった場合、勝ったら配下武将が退却してしまう。

一騎打ち中に相手が平然と回復する。もちろん自分は出来ない。

虎牢関の戦いでは呂布が必ず一騎打ちを申し込んでくる。

呂布であろうと断ったり引き分けたらもちろん士気低下。どういう事だ。

受け入れて戦っても超絶強化されてる呂布に勝つのは非常に困難。

もちろんこっちから一騎打ちを挑む事は出来ない。

 

 

 

というように、

意味を全く成してないどころか、プレイの妨げになっているという惨状。

思いつきは確かに良かったのです。

一騎打ちと言えば乱世の醍醐味というか華みたいなものがありますからね。

でも、こっちに与えられる恩恵があまりにも少なく、

むしろデメリットの方が大きいというのならば要らなかったのではないでしょうかね。

断ると戦況が悪化するもんだから、

ハルジオンさん、呂布相手でも受け入れたりして泣きそうでした。

 

 

 

 

で、ハルジオンさんがもっともガッカリしたのは、

ステージの切り貼り、使い回しです。

前作の倍以上にステージ数が増えているのは非常に嬉しいのです。

あの地味というか語るには難しい戦いもあるじゃん!みたいな。

しかし蓋を開けてみればガッカリ千本ノックです。

 

 

石亭の戦いが、合肥の戦いステージを小さくしただけで事実上一緒。

関羽千里行などの前作に存在してたステージが条件達成により出現する外伝扱い。

どのステージもどこかで見た事が…というような印象で新鮮味が無い。

麦城の戦いが、長坂の戦いステージの縮小版。そんなバカな。

 

 

という感じです。

しかもどのステージもやり方によっては10分程度でクリアできるほどの狭さで、

こんな手抜きするくらいなら前作+5ステージ程度で良いから

真面目に作り直してくれよと思ったのですよね。

特に呉シナリオにある玉璽争奪戦なんて意味不明のシナリオがあったり、

呂布逆襲戦なんていう、お前なんてもう忘れてたよ的なステージがあったりで、

水増しビールを延々と飲まされてるような気分になれます。

 

 

 

まだ波状攻撃は終わりません。

前作で問題点として有名となったロックオンシステムも改善されてませんし、

ジャンプ中に出来るチャージ攻撃は威力もしょぼく、敵に普通に撃墜されますし、

武器に装備できる属性として玉アイテムも、

その属性によって明らかに優劣がはっきりしてしまっていて結局同じ物を選びます。

敵が一定数画面を支配すると処理落ちする要素も完備してる。

2人プレイでは画面の全体的な暗さで何してるか分かりづらい。

音楽は中華風をイメージした結果、黄巾の乱のような洗脳BGMまで生まれた。

無双モードは勢力別にシナリオが用意されて途中でキャラ交代が出来るのですが、

後半のシナリオで使ってないキャラを使う必要性が皆無であり、

そもそもその頃には絶対生きてなかった武将が最終面で使えたりするし、

とにかく取り入れたものが全て裏目に出てしまった結果なのです。

 

 

 

この3は猛将伝が発売してやっとまともに遊べるようにはなりましたが、

一部改善されてない箇所もあり、失敗作に変わりないという印象です。

もっと言えば、

小柳ゆきのテーマ曲が【三国志の世界観に全くそぐわない】という失点。

相手が伏兵を発動すると、明らかに無理があるだろと思うほど敵が出てくる。

プレステ2の型番によっては実機オープニングでフリーズする。(※初期型で確認)

という惨劇に見舞われている事も追記しておきましょう。

 

 

 

 

 

前作が時間をかけて100万本達成を成し遂げ、

その恩恵にあやかって発売1ヶ月足らずで100万本を売り上げたこの3作目。

相当な犠牲者を生み出したと同時に、無双に見切りをつけた人もいたでしょう。

次回作の4が60万本くらいで打ち止めになった事を考えれば妥当です。

(※4は爽快感・システムどれも悪くない出来です。)

 

 

 

 

コーエーさん。人気シリーズを発売する事を悪いとは言わない。

だからこそユーザーを裏切らないゲームを出してください。お願いだから!

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

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