ゴーストバスターズ

 

 

 

 

 

 

クソ評点 98/100
要素 目的がさっぱりわかんねぇ
原作崩壊のゲーム性
「もはやゲームではない」
飲酒運転がまかり通る世の中

 

 

周辺に武器を持ってる敵兵がたくさん居る状況で、

僕は何故かデッキブラシと洗面器を装備した状態で、

並み居る敵兵を叩きまくって無双状態でした。

 

 

・・・という夢を見たんだ。

ありゃどういう目的で見たんだろうか。ハルジオンです。

 

 

 

 

 

 

さて、今回取り上げるのは

ファミコン史上に残る『原作崩壊ゲーム』として悪名を馳せたゴーストバスターズです。

ハルジオンさんは原作の洋画『ゴーストバスターズシリーズ』を見た事はないんですが、

ロルフ氏やポピー君の感想を聞いて相当な物とは把握しています。

原作を知っていてゲーマーを自称するポピー君が、

「ファミコンでゴーストバスターズのゲームなんて存在しない!」

と言い張っていたくらいです。

さらにネット内の情報によると、1986年にファミ通にて

「もはやゲームになっていない」

とトドメを刺されたそうで、非常にアレ臭ぷんぷんですね!

 

 

 

 

 

さて、ハルジオンさんも意を決して実際にプレイしたのですが、

面白さ・操作性・快適性・描写性・音楽性・中毒性の6項目において

ぶっちぎりの最低評価をマーク。

(※上記6項目はクロスレビューで言えば1点です。)

 

 

 

ハルジオンさんからして、

「マインドシーカー以上にやり応えが無いゲームがあった!」

という新しい発見を生み出すほどのアレなゲームです。

こんなに面白くないゲームはなかなかない・・・というか、

どうやったらここまで面白くない状態に仕上がるんだろうか。

 

 

 

 

 

 

まず、タイトル画面でスタートを押して始めるのですが、

押したら突然、

「ゴーストバスターズ!(゜∀。)」

と恐らくは言っているであろう音声が入りますが、

この音質の悪さとセンスの無さが早くも絶望の世界を表しています。

バックトゥーザフューチャーという洋画において日本語吹き替え版が民放で放送されたのですが、

あの時の主人公「マーティー・マックフライ」の声が三ツ矢さんではなく

織田裕二だった時くらい絶望しました。

 

 

 

 

さて、メインのゲーム画面はというと、

オバケが中央の建造物に向かって移動を続けるマップ画面。

スイマセンがそれ以上の表現が思い付きません。

この画面では、ゴーストバスターズのロゴを十字キーで移動させ、

ある建物を選択してお化け退治へと向かい、報酬を得ていくのですが、

全く持って理解できないシステムであると同時に、

いきなり不可解なマップ画面になるため、

そもそもプレイヤーは最初に何をしていいのかさっぱり分かりません。

 

 

 

 

そして、マップ画面で入れる建物は点滅しますが、

それは全くのランダムで、もたもたしてると点滅が止んで次の点滅まで待つ羽目になります。

そして、お化け退治には罠や武器などが必要になりますが、

原作ではこのアイテムなどはゴーストバスターズが自前で開発したものであったらしいです。

しかしゲームにおいては、

ショップで高い金支払って購入しなくてはならないという原作無視っぷり。

また、アイテムを買うにしてもショップで売ってるわけです。

オバケ退治用罠とかそんなのが高い需要を占めてるはずがないだろと思うと同時に、

物騒な武器や罠が普通に売られている世界が色々と心配です。

 

 

 

 

 

さて、お化け退治に出発だぜ!

点滅してる建物をロゴを合わせて選択すると、

何故か車で移動する上空見下ろし視点のレーシング画面に突入します。

この移動が不快感を増幅させる一端を担っているなどと素人には分かるまい。

まず、移動中に飲酒運転車両がうろちょろしやがっています。

コレにぶつかると、オバケ退治で得た報酬が数百ドル没収されます。

つまり衝突を繰り返しているとジリ貧は免れず、一向にゲームが進まないのです。

武器を買うにも罠を買うにもお金はかかりますので安全運転を強要されますが、

ダッシュを使わないと長時間、移動画面を垂れ流し状態になりますし、

ダッシュ可能の代わりに何故か車が画面上部へ移動して

飲酒運転車両にぶつかり放題。

 

 

 

さらにはこんなクソ移動にもガソリンの概念はあるため、

適時、ガソリンスタンドで給油しなくてはならないという仕様です。

クソゲーの大まかな共通点は比較的手を抜いて良い部分に力を入れる代わりに、

重要な要素を色々無視してしまっているところにあります。

ガソリンはどうでも良いから移動システムをもっとまともに出来なかったのかと。

製作者のやる気はこの際問いませんが、

目的は一体なんだったんだろうというのははっきりさせたいですね。

 

 

 

 

 

さて、いよいよメイン(?)のオバケ退治にいきましょう。

建物の外で複数いるオバケを武器で捕獲して罠に誘導していくのですが、

この操作性は別としてダルい。

原作ではどうやら武器から発射される光線をクロスさせると大変な事になるらしく、

それは見事に死ぬ形で再現されてるみたいですが、

捕獲できる範囲が想像以上に狭く、

高い位置にいるオバケは降りてくるまで待たなければならない。

逆も然りで、低すぎる位置に居る時も適当な位置に来るまで待つことに。

これでは快適性の欠片がなくて当然です。

 

 

 

まぁオバケ退治(捕獲)がメインではあるのですが、

とにかくチープな画面で迫力が全く感じられないところは年代を考えて大目に見ても、

ゴーストバスターズという作品を再現しようという部分が一向に見えてこないのはダメです。

まぁ僕はよく知りませんが、あの作品のオバケって、

このゲームみたいに可愛らしい姿してるんでしょうか?

なんかソフトクリームの精霊みたいな感じなんですけど。

そしてゴーストバスターズは4人

なのにこのゲームには最大で画面上に3人までしか出てきません。

で、肌の色が全て白人っぽいので、黒人の登場人物がリストラされたことになります。

だからポピー君が

 

「おい!ウィンストンはどこだ!(゚Д゚;)」

 

という感じで慌てていたんですね。謎は解けました。

このように手抜きどころの騒ぎではないゲーム内容ですがこれはまだ序の口です。

真の地獄はここからです。

 

 

 

 

さて、しばらくお化け退治をしてたらいつの間にか『ZULL』と書かれた中央の建物に入れるようになりました。

最初は中央には入れないのですが、しばらくすると入れるわけです。

条件はさっぱり分かりません。

出会いは突然なのです(`・ω・´)

 

 

 

その中央の建物がこのゲームにおける最終面にあたるわけですが、

このステージは精神以上に肉体に大ダメージを確実に与えてくれます。

それというのも、今までの移動は基本的に十字キーで行っていたのですが、

突然Aボタン連打で進む仕様に切り替わるのです。

つまりは進むもA連打。戻るもA連打になるのです。

この作業はヤバイそうです。そうですってことは僕は実際にここまで来てないからです。

ポピー君曰く

 

「同じ連打なら"ハイパーオリンピック"やってた方が数百倍楽しい。」

 

とまで言わせてしまったその内容を大まかに説明するとしましょう。

傍観してて気付いたんですが、画面上にはプレイヤーが連打で動かすバスターズ3人。

そしてオバケが4匹うろちょろしていまして、もちろんこいつらは回避しなければなりません。

で、階段を昇って最上階までたどり着いたらやっとラスボスですって感じです。

ここまで非常に簡素に書きましたが、

このステージを攻略する事は

かいわれ大根をいちょう切りするくらい難しいのです。

 

 

 

 

まず、移動手段がそもそも連打という時点で鬼畜モード発動。

前進・後退どっちもAボタン連打で反応するので、

迅速に進むには諦めて連射パッドを使うか、

後遺症覚悟で音速連射を行うかのどちらかになります。

どっちにしても、かったるい作業である事に変わりはありませんが、

ゲームで死にたい人以外はおとなしくパッドを使う方が身のためです。

 

 

 

 

また、移動中も容赦なくオバケが襲ってくるのでこれを上手く回避する必要があります。

しかし『言うは易く行うは難し』という考えどおり、

オバケが上手い具合にバスターズに突っ込んできてアボーンします。

オバケにはホーミング機能でもあるのでしょうか。インテル入ってるぅ?

これマジウザイですよ。

ただでさえ4匹もいやがるのに、

それが変な角度から飛んできたり回避不能な位置まで追い詰めてきたり、

階段部分も当たり判定あるから逃げられない位置に向かってきたりするんですわ。

CPU部分を無駄に賢くするくらいならゲーム性高めろよ。

まぁでもオバケを何とか回避してA連打していけばゴールには行けるはずです。

 

 

 

 

しかし、このゴールまでの道のりが遠いの何のって!

1フロアを攻略して昇るだけでも一苦労するゲームなのに、

それが22フロアもあるんです。

どうしてそんなどうでも良いところに気合入れちゃってるんですか!

この22階の最終面がアクションゲームのようなジャンプアクションだったり、

まぁ十字キー移動だけでもこの際問題ないとしましょう。

22階も連打しながらオバケの猛攻にヒーヒー言いながら昇らなきゃならんのかと。

そもそも移動が連打って何なんだよとね。

 

 

 

 

 

 

 

いい加減疲れたー。

もう少し紹介したい部分はあるんですけど、これ以降はある程度マシな情報だったりしますので、

気になる方はググレばおそらくは見つかるかと思うので各自でお願いします。

流石にこのゲームは酷すぎた。

たけしの挑戦状や星を見るひとあたりは、

まだある程度の目的もゲームとしての形も存在していたのに対し、

このゲームは目的も存在も発売する気になったのも分かりません。

ポピー君が意地になって最上階突破を目指しましたが、

どんなに頑張っても17階までが精一杯でした。ここで精根尽き果てた感じです。

 

 

 

 

原作がヒットすれば関連商品も売れるとは思いますが、

最低限どんな用途があるか、どういう目的があるか。

そもそも満足できるに値するかどうか。

そういう事ぐらいは考えていただきたいものですね。

また、このゴーストバスターズはハルジオン・ポピー両氏を

完全にキレさせてしまったため、

トスバッティングの刑にて処断させていただきました♪

(※カセットをトスしてバットで撃つという打撃練習。金属を使用したためカセットは即死。)

 

 

 

 

終了でやんす☆

 

 

 

 

 

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