人生ゲーム(Wiiware版) |
クソ評点 | 87/100 |
要素 | とにかく薄っぺらい 配信限定有料β版 周回型人生ゲーム 被害人口は約10万人!? |
バイトを始めたてってーのは緊張の連続です。
今日も今日とて某飲食店に立ち寄ったのですが店員が緊張のあまり、
「こちらでお召しですか?」((((;゚Д゚))))
と言ってきました。
お召し上がり?お飯?どっちにしても頑張れ新人!
ハルジオンです。
さて、今回は2009年KOTYにてノミネート作品である『人生ゲーム(Wiiware版)』です。
このテキストを執筆しているのが2010年1月上旬なので、
大賞や次点がまだ決定されてない段階ではありますが、
2009年KOTYでは一番最初にノミネートを果たした作品という扱いです。
あのダメジャー2の次の年でのノミネートなので、
期待に胸を膨らませてるハルジオンさんの期待は裏切られませんでした。
インパクトは別として、その中身はクソに匹敵します。
まずWiiware版ということで、ゲームショップなどでは販売されていません。
これが唯一の良心とも思えますが、
VC配信(バーチャルコンソール)のみなので、接続されて初めて購入可能です。
Wiiwareそのものが500〜1000円で購入可能であり、
パッケージなどのかさばる存在が無いため、気軽に入手できる存在でもあります。
で、この人生ゲームは1000円という価格で配信されていて、
Wiiwareとしては決して安値ではありません。
500円で購入可能なソフトに評価の高いロックマンなどがありますから、
それはそれは良作が期待されておかしくないはずなのです。
まぁこのコンテンツで書くようなゲームですから、
購入した被害者約10万人の皆様の心中お察しします。
まずこのゲーム、人生ゲームにもかかわらずゴールというものが存在しません。
本来、人生ゲームは職業についてお金を稼いでゴールボーナスを貰って
最終的に所持金の多い人が勝ち組になるというゲームなんですけど、
このゲームはモノポリーみたいにグルグル周回することになります。
しかもマップはたったの1つしか用意されておらず、
20マス程度しかないため、内容の薄さは言うまでもありません。
ゴールできない人生ゲームを人生ゲームと呼べるか否か。
そもそも発売元が本家と一緒なんですからそこくらいはきっちり仕事しろよと言いたくなります。
さらに、このゲームが有料体験版と言われる由縁は、
15ターンで強制終了というところにあります。
ゴールは無いけど15ターン終了時点でゲームはオシマイなのです。
1000円払ってこの仕打ちではそりゃ購入者はいたたまれない気持ちになります。
これでは年数制限のある桃鉄の方が比べるまでもなく良いです。
冷凍ハンバーグを両面30秒ずつ焼いて完成と言われてる感覚です。
さらにさらに、ゲーム開始前の社名ロゴ表示からゲーム開始までに、
約20秒かかる上に、スキップ不可というおまけつき。
イベントが文字表記のみで何が起こったのかさっぱり分からないという
プレイヤーに妄想補完を強いる仕様。
元々、Wiiで発売していた人生ゲームEXを元にしている節があり、
しかも評価の低いゲームの体験版であるという事実は、
流石は2008年王者の貫禄です。
この薄さと幼稚さで1000円支払うくらいなら、
ハルジオンさんがこの前、中古屋で見つけた
同額のA列車で行こう5を買ったほうが全然効率的です。
(※ハルジオンさんはA列車5をあまり評価していませんが…)
KOTY住民をして
「こんな返品不可のゴミを買うより普通の人生ゲーム買ったほうが良い」
とまで言わしめたゲームは確かに一味違いました。
このゲームの為に約10万人の人が野口英世さんを失ったわけです。
そもそも焼き直し作品をぶつ切りにして今更売りさばくという手段にも呆れますし、
人生ゲームが既に存在してる中でまた出しちゃったという現実は、
往生際が悪いというレベルではございませんぞ。
いくら配信されてるものが安いといっても、
中身が値段に伴うものではないとこのように大々的に叩かれてしまいます。
それは過去にSIMPLEシリーズで立証済みです。
(※詳細はクソゲーまとめWikiにて御覧下さい。)
作る事に無頓着で手を抜き、
売る事だけを目的にしたアタリのようなスタイルでは、
この業界を生き抜く事はもはや出来ません。
テイルズ騒動も然り、安全かつニーズに沿ったソフト供給が施されるのはいつになるのでしょうかね。
終了でやんす☆