摩訶摩訶 |
クソ評点 | 95/100 |
要素 | ×バカゲー ○バグゲー 画面崩壊の恐怖 著作権アウト疑惑 SFC最高峰のクソ野郎 |
スーパーファミコンが物凄い黄ばんでしまったので、
市販で売ってる洗顔シートで拭き拭きしたところ、
何故かファイナルファイト2だけが起動しなくなりました。
これはどっちに原因があるんだろー?
ちなみに翌日は起動しました。ハルジオンです。
さてさて、今回はスーファミソフトの中でも
目を引くほどのクソっぷりを発揮するソフトです。
その名も『摩訶摩訶』です。
ゲームとは何の関係も無い事を言っちゃうと、
『摩訶』を出すのに
『摩訶不思議』といちいち打たなきゃならないのが非常に面倒です。
なので紹介本編では一切この名前は出さないようにします。
従来もそうだったんですけどね。
さてこのゲーム、デザインはギャグマンガの原作者がしてるようで、
確かに描写を見ればギャグテイストな雰囲気を感じる事ができます。
ハルジオンさんはこういうノリが嫌いじゃないので、
ストーリーにしても描写にしてもギャグテイストがあるのは良いと思っています。
しかし、
そういうギャグを
全力でゲームのプログラミングに注ぎ込むのだけは考え物です。
それをやっちまったから
このゲームがクソゲーでありバグゲーであると言われてしまったのです。
まぁ中身を見てみましょうか。
まずこのゲームはバグの多さと威力が特徴的といえます。
まず、魔法が使い放題になる事があります。
コレはお得感があると同時に、
RPGとしての醍醐味を損失させるものと言えます。
これだけなら可愛いもんです。
しかしながら、
回復呪文で瀕死になる。
特定の戦闘で負けると進めなくなる。
ウィンドウの表示・非表示を繰り返すと画面ごとバグる。
結果的にマップが1マス単位で目茶目茶になる。
という凶悪なバグの危険性が常に隣りあわせで存在しており、
もはや安心してプレイするような環境ではないのです。
もはやデバックの形跡すら見えません。
さらにコレはあえて仕様にしたのかバグなのかは僕は判断しかねるのですが、
移動中の魔法は主人公のものしか使用できません。
ドラクエやFFにおいては仲間の呪文は移動中も使えるので、
コレが当然なんだろうと思ってたらこの仕打ちです。
一応、仲間も移動中に使えるはずの呪文を覚える事は覚えるのですが、
上記のようなシステムのおかげで、
ダンジョン脱出系呪文の意味が全く無い状態になるため、
プレイヤーは自覚できない怒りとの格闘を強いられます。
さらにはバグでお馴染みのフリーズ現象が頻繁に発生するのは序の口。
何の合図も無くステータス画面において守備力が0になったり、
必須であるイベントアイテムが売却可能であるなど、
詰んでくださいと言わんばかりの悪意がちらほら見受けられる。
ココまでされると、どう考えても嫌がらせに近いでしょう。
さらにWiki情報によれば、
ラスボス第二形態のHPが1であったり、
有り得ないエンカウント設定で敵と頻繁に遭遇したり、
開発元は正気の沙汰ではないと言われても仕方ないと思える内容になってます。
ああ無情。
しかしながらギャグテイストな世界観は非常に面白いと思うし、
音楽だってセンスを大いに感じる出来栄えにはなってます。
クソ要素・タチの悪いバグさえ無ければ、
本当にコレは良作の部類に入るバカさだと言えます。
まぁ出来あがちゃったもんに何を言っても仕方ありません。
チェックの甘さは開発元も販売元もソフト化を許可した方も責任があります。
しかしながらせっかく面白いアイディアと世界観を壊すこの有様は、
決して許されてはいけないと思いますね。
業界に広く知れ渡ったこのソフトの評判は、
たくさんの企業が教訓とした・・・のではないでしょうかね。
終了でやんす☆