修羅の門 |
クソ評点 | 90/100 |
要素 | 鏡餅が現れた! マウントでフルボッコ 破格の描写性を見よ ギリギリで格ゲー認定 |
自称ゲーム総合雑誌(※立ち読み専門)の発売日が金曜から木曜に変更されたため、
シフトの関係上、バイト終了後に見る事が出来なくなっちゃいました。
何故変えた?
ハルジオンです。
さてさて、ファミコンとかのレトロコンシューマ機を中心に展開してるこのテキストですが、
今回はプレイステーションで発売された『修羅の門』を紹介します。
よくよく考えてみれば、
2009年の今ではPSが既にレトロの仲間になってますが、
まぁそんなのはどっかに置いといて・・・。
最初に申しておきますが、
このゲームは原作マンガを基にした格闘ゲームです。
原作マンガを見たことは無いんですけど、
雰囲気的にはかなりの硬派なマンガであると推測できます。
そんな硬派なマンガの世界観を上手く再現しようとしたのか。
はたまたやる気そのものが無かったのか。
このゲームは実に凄い出来上がりになってしまいました。
まず、オープニング画面から。
原作マンガに登場する館長がポリゴン姿で演舞を行うんですが、
その姿がおおよそ人間ではない。
某所では「木彫りの人形」と例えられるほどで、
その姿形は鏡餅のオバケです。
(※原作の事ではなくゲームのことを言っていますのであしからず。)
そんな鏡餅による演舞が見られるのはまぁ良いとして、
その演舞がほとんど存在しないBGMと共に
2分以上行われるという壮絶な事態もあって、
どう見ても演舞というか、ドラクエで例えるなら、
『死のおどり』にしか見えません。
(※ハルジオンさんは死のおどりがどういうものなのか推測で語っています。)
コレだけでも十分ネタとして通用するレベルですが、
中身も凄まじい事になっています。
まずオプション画面では視点の切り替えができる項目があるのですが、
その表記が「甲」と「乙」の2種類。
?????(゚Д゚)?????
ともかく意味不明で分からないので華麗にスルーしておきます。
で、肝心の格闘アクションについてですが、
オープニングで分かるとおり、
あまりにも劣悪なポリゴンのせいで、キャラが人間に見えないのです。
館長が鏡餅のオバケに見えるんですから、他に関しても見るも無残です。
ポリゴンで何となく判断できるのは筋肉ムキムキな男であることでしょう。
さらにヤバイ事に、
技の掛け声や、セリフが一切ない。
勝利ポーズの時も音声がない。
技をかけた時のエフェクトが酷い。
ストーリーモードにイベント無し。
読み込みに20秒以上かかる。
KOされた相手が一旦起き上がって倒れる。
という、
格闘ゲームに有り得ない要素を革命的に取り入れた男らしさ。
コレはコレである意味味があるのかもしれませんが、
上記に挙げた要素により、
おおよそ戦闘で得られる臨場感と緊張感は皆無。
男らしすぎるのかもしれません。
また、和の雰囲気を前面に押し出したタイトル画面での効果音をかき消すように
キャラ選択画面ではギターバリバリのロックンロールBGMが流れます。
どういう世界観を推そうと努力してるのかが全く見えないんですね。
コレには某雑誌のレビュアーも開いた口が塞がらなかったようで、
「超ヤバイ!」
「ユーザーは納得しますか?」
「完成品とは思えない」
といったような衝撃的なレビューを行っていたのも記憶に新しい。
今のレビューではなかなか(というかほぼ)お目にかかれない文です。
しかもしかもしかもしかもしかもしかも
その雑誌のレビューにおいて1人だけとはいえ、
前代未聞の2点をつけられるという快挙を達成しており、
満点が40点なのに
総合12点
平均しても3点
という驚愕の光景を目の当たりにしたあたり、
本物としか言いようがないといえます。
(※そのレビューはほとんどがあてになりませんが、低得点だけは信憑性が高いという評判。実際そう。)
僕がレビュアーの立場なら、散々欠点を罵った挙句に、
例え10円という低価格で販売されたとしても、
うまい棒を1本買ったほうが満足できる。
と言ってしまうほどのお粗末さでしょう。
色々な格安ゲームを買いあさる性格の僕ですら、
このゲームをプレイさせてもらった経緯を踏まえれば、
スペースの無駄と判断してスルーするでしょう。
鏡餅が動く姿を見たい人
マウントでタコ殴りだけしたい人
質に一切こだわらない人
上記の3つどれかに当てはまる人なら買いでしょう!
僕は何度も言ってますけど、
かんべんさせてもらいます(´・ω・`)
終了でやんす☆