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項目

評価

面白さ

操作性

快適性

描写性

音楽性

 

 

 

 

 


名作格闘ゲームがSFCに殴りこみ

ストリートファイターシリーズは格ゲーブームを巻き起こした名作であることで知られています。

このストリートファイターZEROシリーズという物語の時系列的には最古である作品も、

完成度は非常に高く、多くのゲーマーから愛された至高の格闘ゲームであると言えます。

アーケードで人気をはくし、プレイステーションやセガサターンにも移植され、

長きに渡ってその名声を高め続けてきました。

筆者がプレイステーションで初めて購入したソフトがこれで、

近所の駄菓子屋さんで修行したり、当時年上の兄ちゃん達をボコボコにしたり時にはされたり、

非常に良い気分に浸っていた過去があります。

そんな名作であるZERO2がスーパーファミコンに移植されました。

当時、まだ小学校半ば頃の筆者はこのニュースを聞いて衝撃を受けましたが、

時代の流れは確実にプレイステーションに傾いていた時期であり、

見向きもしませんでした。今思えばそれで良かったのだと思います。





誰もが思った無茶な移植

ゲーム機の性能は、移植作品の行方を左右する上で最も大事なことであると思います。

アーケードではサクサク快適なプレイが出来たとしても、

CD規格であるプレステやサターンではロード時間が発生するなどの弊害があります。

そんな事が分かっていながら、性能で大きく劣るスーパーファミコンに移植された今作には、

誰もが無茶な移植、無謀すぎると思ったに違いありません。

この移植版の最大の問題点は、ROM規格にもかかわらず読み込みが非常に長いところです。

格ゲーではお馴染みの試合前の掛け声の直後に5秒程度のフリーズが入ります。

これは読み込みの影響なのですが、

これから戦うという時に、余計な邪魔が入る形になるため、プレイヤーはゲンナリです。

アーケードやCD規格の作品を触ったユーザーの多くは、

全てにおいて劣化した作品を評価することが出来ないという状況になりました。

大幅に快適性を損なうROM規格の読み込みは最大の問題点です。

操作性もコントローラーのレスポンスがイマイチしっくり来ないことや、

従来よりももっさりした動きのため、臨場感が得られないという弱点が見られます。

名作を強引に移植した結果、かなりアレなゲームになってしまったと言えます。







総じて見れば頑張った作品か?

しかしながら、スーパーファミコンの性能を考えるとこの作品はまだ頑張っている気もします。

描写性は、劣化しているとはいえ、スーパーファミコンでは良い部類に入ると思いますし、

BGMはかなりダサい作りになったものの、まぁ制約を考えれば仕方ない面もあります。

また、アーケードやCD規格のこの作品を触っていないのであれば、

多少の不満点は許容範囲で収めてくれる可能性もあるでしょう。

ただし、格ゲーというジャンルは基本的に少数ゲーマーのためのものです。

ほとんどのユーザーは既にアーケードでこのゲームを眼にし、プレイもしたでしょう。

やはり比較されてしまいます。それはもはや宿命です。

大きな問題点ゆえに評価されないゲームになったのは擁護できません。

誤解されると困るので念押しも兼ねて言っておきますが、

この作品はアーケードにおいて名作級の完成度であると言っておきます。

プレステ、サターン版はキャラクター選択後の読み込みがありますが、なかなか良い出来です。

また、さらに言いますとPS2で発売されている『ストリートファイターZEROコレクション』は、

ほぼ読み込みが発生しない良移植です。(アーケード準拠のため)

頑張ったけど力及ばず。スーファミ版は、そういう移植作品です。







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