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劇空間プロ野球

 

 

項目

評価

面白さ

操作性

快適性

描写性

10

音楽性

 

 

 

 

 


野球中継を本格追求した野球ゲーム

スクウェアが満を持して投入した本格野球ゲーム。

本作は、日本テレビで放送されていた野球中継番組『劇空間プロ野球』を、

野球ゲームとして発売したもの。

PS2初期ながらも、クリアかつ驚くほどリアルな描写と臨場感あふれる実況と歓声。

そしてヌルヌル動く選手達など、ビジュアル面では最高峰の野球ゲームと言わしめました。

今作は1999年度のデータを採用し、選手のモーションもほぼ再現。

本格かつリアルな野球というものをユーザーに提示しました。

しかしその反面、荒削りな部分も露骨に表現されてしまっているのでした。





絶大な評価点はビジュアルだけ?

すでに前置きで触れていますが、このゲームは気持ち悪いほど描写が凄いです。

現代では大したレベルではないですが、当時はこれほどリアルな野球は存在しておらず、

『PS2という次世代機において、ゲームはここまで進化するものなのか』と筆者を唸らせました。

もしかしたらそう思った人も少なくないのでは?

選手の打撃フォームや投球フォームも完全とは言えないまでも比較的再現度が高く、

生身の人間が動いているようなプレイ画面は、ムービーと間違えるほどでしょう。

実況だけではなく解説者、歓声もゲームを演出してくれます。

さて、大きな評価点としてリアルな野球ゲームに相応しいビジュアル面をお伝えしましたが、

問題点も当然ながら存在します。

まず、発売当時に野球ゲームのシェアと知名度をほぼ握っていたのはコナミが世に送り出したパワプロ。

その操作が野球ゲームの基本であるという認識にあった人は少なくないと思います。

筆者はまさしくそれであり、このゲームの操作感覚には大きな違和感を感じました。

おそらくパワプロをプレイしてなくとも、操作性はあまり良好とは言い切れないと思います。

時代が時代とは言え、モーションの総数は少なめで、

せっかくのリアルな描写が勿体無いとも感じます。まぁ今の感覚では確実にそうですね。

そして決定的な問題はデータが古いことです。

この作品は2000年のシーズン後に発売されたと記憶しているのですが、

1999年のデータが採用されており、広島東洋カープに江藤智選手が残っています。

これがまだ2000年のデータであったなら…とため息をついた人は多いでしょう。

(仮に2000年シーズン中に投入されていても、移籍など反映されていて当然のはず。)

モード数も少なく、球団エディットや選手育成は未搭載。

現代どころか当時ですら存在していてもおかしくは無い要素が無いのは致命的かと。

リアル野球なのに違和感を抱く場面が少なからず存在するというところでは、

非常に残念です。





リアリティを追求し、スクウェア野球は終焉

そもそもが野球ゲームというジャンルにほぼ無縁だったスクウェアですから、

不備があったりしても不思議ではないと思いますが、

野球ゲームはコナミやナムコなどの大手、カルチャーブレーンなどの曲者が

既に多数にわたるゲームを世に送り出しているわけです。

ユーザーは新規参入に等しいスクウェア製品であっても期待するでしょう。(現代ではともかく・・・。)

しかし蓋を開けてみればガッカリであることは筆者としては残念です。

ただ、リアリティを追求した描写の凄さや演出面の力の入れ様は大いに評価しており、

同時期に発売されているコナミの本格野球と比較すると勝っているとは思います。

余談ですが、この続編として『日米間プロ野球』というゲームが出ています。

描写が粗くなったり問題点があまり改善されていない点があるとともに、

版権問題により中途半端なゲームに仕上がっているため、オススメしません。

事実上、スクウェアによる野球界参入はこの作品で終焉を迎えたと言うべきでしょう。

現在はワゴン価格で入手可能です。気が向いたら触ってみるのもありでしょうか。







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