太鼓の達人シリーズ |
項目 |
評価 |
面白さ |
7 |
操作性 |
7 |
快適性 |
7 |
描写性 |
5 |
音楽性 |
7 |
根強い人気を保つ和風音ゲー
1990年代から2000年代にかけて音ゲーブーム
が到来したことがあります。
この音ゲーの先駆者はコナミが開発したビートマニア。
この派生として登場したのが太鼓の達人。ナムコ(現ナムコバンダイゲームス)の作品です。
ビートマニアがDJ感覚、ギターフリークスやドラムマニアはその名のままの演奏形態。
太鼓の達人は、日本の和楽器である太鼓を使った音楽ゲーム
となります。
太鼓というと、どうしてもお祭りで演奏するような曲ばかりを思い出しますが、
この作品は、J−POPやクラシックなどを取り入れており、
既存の楽曲が作品ごとの曲に占める割合は非常に高い
ものとなっています。
筆者は数ある音ゲーの中で、
この太鼓の達人がもっとも馴染みやすかったため、
PS2で発売されている作品は全て所持しています。
どうしても気になる問題点
どんな作品でもそうだとは思いますが、
家庭用に移植された作品よりもアーケードで稼動しているものの方が良い場合が多いです。
実はこの太鼓の達人もその例外ではなく、
家でも太鼓を叩くことを楽しめるために、タタコン
という専用コントローラーがありますが、
この操作性はイマイチです。
反応が悪いわけではないのですが、このタタコンは消耗品
のような感覚で、
ちょっと強く叩くとしばらくしてすぐに壊れます。
また、弱く叩くとたまに反応が無かったりする
ため、
操作はなかなかシビア。コントローラーでイメトレする方が無難
です。
また、権利や使用料の問題でJ−POPはアーティストを起用しておらず、
それによって曲次第では酷い歌を聞く羽目になります
。
(※曲に関しては家庭用もアーケードも同じようなもんです。)
曲選択は太鼓の縁を叩いて選択し、面を叩いて決定する方式ですが、
仕方ないとはいえ曲選択はかなり面倒
ですが、
この選択の面倒さは、近年のバージョンでは幾分改善されています。
面白さを得るための大きな代償
総じて見れば筆者はこのゲームを面白いゲームと認識しています。
昔から音楽を嗜んでいたことや、吹奏楽をやっていたために音楽が好きだということもありますが、
太鼓で演奏するという単純明快な操作と、全曲で難易度が選択可能であること、
そして筆者好みのナムコオリジナル曲の多さ
が利点です。
もちろん、曲の好みによりそれぞれ評価は異なるとは思いますが、
まぁ僕のレビューは8割くらいは確実に主観的であることをご理解ください。
(※ドラゴンスピリットメドレー、ドルアーガの塔メドレーなどレトロゲームは特に好きです。)
しかしこのゲーム、コナミ製品とかなり大きな違いがあり、
その大きな違いはプレイヤー側からすると負担になります。
筆者のプレイスタイルは基本的にリズムを身体で表現しながら、
豪快に叩くというものです。
個人的にはそういう方法がやりやすいのですが、
これに限らずこの太鼓の達人は疲れやすいゲーム
になっています。
特に高難易度(鬼)のレベル8以上の曲は連打が激しい場合が多く
、
そういう鬼連打でごっそり体力を奪われます。
筆者が叩ける範囲ではメカデスという曲は息切れ確実です。
しかしこのゲーム、疲れるゲームとはいえ面白いですし、
プレイを阻害する要素はほとんどありません。
(※よほど連続でプレイしようとしない限りは問題ない範囲だと判定。)
アーケードならオススメ。
しかし家庭用はコントローラーを推奨します。
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