太鼓の達人シリーズ

 

 

項目

評価

面白さ

操作性

快適性

描写性

音楽性

 

 

 

 

 


根強い人気を保つ和風音ゲー

1990年代から2000年代にかけて音ゲーブーム が到来したことがあります。

この音ゲーの先駆者はコナミが開発したビートマニア。

この派生として登場したのが太鼓の達人。ナムコ(現ナムコバンダイゲームス)の作品です。

ビートマニアがDJ感覚、ギターフリークスやドラムマニアはその名のままの演奏形態。

太鼓の達人は、日本の和楽器である太鼓を使った音楽ゲーム となります。

太鼓というと、どうしてもお祭りで演奏するような曲ばかりを思い出しますが、

この作品は、J−POPやクラシックなどを取り入れており、

既存の楽曲が作品ごとの曲に占める割合は非常に高い ものとなっています。

筆者は数ある音ゲーの中で、

この太鼓の達人がもっとも馴染みやすかったため、

PS2で発売されている作品は全て所持しています。





どうしても気になる問題点

どんな作品でもそうだとは思いますが、

家庭用に移植された作品よりもアーケードで稼動しているものの方が良い場合が多いです。

実はこの太鼓の達人もその例外ではなく、

家でも太鼓を叩くことを楽しめるために、タタコン という専用コントローラーがありますが、

この操作性はイマイチです。

反応が悪いわけではないのですが、このタタコンは消耗品 のような感覚で、

ちょっと強く叩くとしばらくしてすぐに壊れます。

また、弱く叩くとたまに反応が無かったりする ため、

操作はなかなかシビア。コントローラーでイメトレする方が無難 です。

また、権利や使用料の問題でJ−POPはアーティストを起用しておらず、

それによって曲次第では酷い歌を聞く羽目になります

(※曲に関しては家庭用もアーケードも同じようなもんです。)

曲選択は太鼓の縁を叩いて選択し、面を叩いて決定する方式ですが、

仕方ないとはいえ曲選択はかなり面倒 ですが、

この選択の面倒さは、近年のバージョンでは幾分改善されています。





面白さを得るための大きな代償

総じて見れば筆者はこのゲームを面白いゲームと認識しています。

昔から音楽を嗜んでいたことや、吹奏楽をやっていたために音楽が好きだということもありますが、

太鼓で演奏するという単純明快な操作と、全曲で難易度が選択可能であること、

そして筆者好みのナムコオリジナル曲の多さ が利点です。

もちろん、曲の好みによりそれぞれ評価は異なるとは思いますが、

まぁ僕のレビューは8割くらいは確実に主観的であることをご理解ください。

(※ドラゴンスピリットメドレー、ドルアーガの塔メドレーなどレトロゲームは特に好きです。)

しかしこのゲーム、コナミ製品とかなり大きな違いがあり、

その大きな違いはプレイヤー側からすると負担になります。

筆者のプレイスタイルは基本的にリズムを身体で表現しながら、

豪快に叩くというものです。

個人的にはそういう方法がやりやすいのですが、

これに限らずこの太鼓の達人は疲れやすいゲーム になっています。

特に高難易度(鬼)のレベル8以上の曲は連打が激しい場合が多く

そういう鬼連打でごっそり体力を奪われます。

筆者が叩ける範囲ではメカデスという曲は息切れ確実です。

しかしこのゲーム、疲れるゲームとはいえ面白いですし、

プレイを阻害する要素はほとんどありません。

(※よほど連続でプレイしようとしない限りは問題ない範囲だと判定。)

アーケードならオススメ。 しかし家庭用はコントローラーを推奨します。







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