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テーマホスピタル

 

 

総合評価

 

 

 

 

 


経営ゲームの王道『テーマシリーズ』

イギリスに本社を置くブルフロッグ社が開発した経営シミュレーションの王道として

『テーマ○○○』と付くシリーズがあります。

おそらく現代っ子だけでなく、多くの人がこのシリーズに馴染みが無いかと思います。

そもそも 経営シミュレーション(または箱庭シミュレーション)自体が、

腰を据えてじっくりやるタイプのゲーム
であり、

基本的には長時間かけて画面に自分の世界を作っていくものを指します。

これを受け付けない人が多いからだと筆者は勝手気ままに結論付けています。

ちなみにこの手のゲームで有名なのは、シムシティシリーズ です。

今回取り上げるテーマシリーズの中の1つとして

圧倒的低知名度で親しまれている病院経営ゲーム があります。

このゲームはパソコン版(洋ゲー)の移植としてPSで発売されたので、

いくつかの要素が削られているようです。

君は患者の命を救い、大金を巻き上げる立派な院長になることが出来るのか!?






評価点と失点

評価点 経営シミュレーションの定番である『テーマ』シリーズの舞台が、病院という斬新な設定である事はまず評価。
この手のシミュレーションゲームは、腰をじっくり据えてプレイするタイプ。
故に、どんな病院にするか、どんな配置をして患者やスタッフの流れを作り出して行くか・・・などの、
自分の理想を追求できる良さがあり、このゲーム最大の評価点と言っても良いかもしれない。
種類は決して多くないが、診察・治療施設や設備が基本的なものだけでなく、斬新なものも用意されている。
そもそもこのゲームは、かなり現実離れしたものであり、病気の種類も下痢から透明病まで幅広い
地震やネズミ発生などの災害や、患者によるゲロの連鎖など、仮想に徹した設定もなかなか見逃せない。

細かい作業を含めればやる事は多いが、今作の醍醐味は『院内の観察』だろう。
患者がどれだけ診察待ちの状況か、病状は悪化してないかを調査するためにも、必要なことではあるが、
『トイレで踏ん張る姿』を拝んだり、『嘔吐の決定的瞬間』を見るなど、かなり趣旨から外れた面白さもある
スタッフの休憩室では、ソファーに偉そうな座り方をしたり、ビリヤードに興じる医者の姿が確認できる。
 失点 施設や環境設備の種類が少ないため、あまり見た目に楽しくない病院になりやすい
また、病気の種類は多いものの、大概は薬局で完治するなどのやっつけ仕様も少なくない。
  土地を購入して病院を広げられるものの、その土地が予め決まっており、ほとんどの使い勝手が悪い
部屋2個置いて埋まる土地に、数千もの大金を割く余裕はなかなか生まれず、モヤモヤしたプレイになる。
用意された使い辛い土地を活用する事を強制されてしまうため、自由度の面では大幅に制限されている
また、建物が繋がるのは中盤以降の話で、特に序盤は別館扱いの土地がほとんどを占める。
外に出て別館へ移動・・・本館へ移動・・・を繰り返すスタッフや患者。違う意味で忙しい病院になっている。
  患者が病院で行動するためには、必ず『受付』が必要なのだが、
どこが正面入口かが分からない場合もあり、下手な場所に受付を作ってしまうと大変な事になってしまう
(※受付位置は変更可能だが、序盤からきっちり計画的に事を運びたい筆者としては不満点である。)
また、部屋や設備はスタッフや患者などがいる場所には設置できず、どくのを待たなければならない。
さらに、時間経過速度を変更できるが、時間を止めながらの作業は不可能であるところも不親切だろう。
  病院評価により、来院する患者数も変わるのだが、あるステージで最大評価にしたら患者が来なくなった
・・・というバグなのか仕様なのかイマイチ分からない状況に遭遇した事がある。プレイの際は要注意。
  『テーマパーク』や『新テーマパーク』のような、ステージ選択の自由が存在しない
というのも、今作はステージクリア形式を採用しており、14以上のステージをクリアする事になっている。
そのため、1ヶ所にこだわって病院経営できない仕様であり、やりこみ要素を削除してしまったと言える。
やり込むにしても、序盤ステージは施設や設備が少ないだけでなく、土地も狭いため不適格である
テーマシリーズの元祖『テーマパーク』ですら、1ヶ所にこだわったプレイが出来たというのに・・・。
  元が洋ゲーなので、ブラックユーモアに満ちた演出と文章。そしてアナウンス内容だったりする。
筆者は失点として見ていないが、このブラックユーモアを毛嫌いする人もいると思われるため、注意






向かない人にはとことん向かない宿命と批判点

第2項で触れたとおり、この手のシミュレーションは計画的に進めるため時間を要します。

資金が貯まるまで放置することも頻繁にありますし、

設備の建設や土地の購入などで時間を取られることも頻繁です。

なので、サクサク進めたいタイプの人にはこのゲームは絶対に向きません。

一部の例外はありますが、シミュレーションゲームの大半はそうです。

また、筆者はこの手のゲームを好みにしている人ですが、

テーマホスピタルへの批判点についてはいくつかあります。

まず、BGMが皆無に等しいため、やってて気分が乗らない点です。

まぁ無音によって病院内の機械音が聞こえるリアリティはありますが…別にねぇ。

そして使用可能な土地が購入できるのですが、

別館扱いの如く、隔離された場所にあったりする ので、スタッフや患者の移動が増えます。

スタッフの疲労度は溜まりますし、患者の症状が悪化しやすくなるというデメリットは些細なこと。

必要な部屋や設備を置く際に、建物の形状次第では無駄なスペースが出てくる のです。

筆者はかなりこういうところを気にしてしまうため、大きなマイナス点としています。

トドメはシナリオクリア型のモードしか存在しないせいで、

フリーマップのようなものは無く 、予め決まった土地と建物の構造で

病院を経営することを強制されてしまう点です。

本来なら、この手のゲームは平坦かつ広大な土地が用意されていて、

そこで自由気ままにプレイできるものがあってもおかしくはないのですが、

このゲームにはそれが存在しません。

まぁシナリオの途中でそれっぽい面はあるのですが、

この面も『地震が頻発する』というワケアリなため、補填になりません。

(※そもそもシナリオの途中なので留まっても仕方ない)

このように壮絶な批判点も併せ持っており、

好きな系統のゲームであっても評価はシビアになっています。

もちろん音楽性に関しては2点という基準を踏まえれば最低点 です。

好きな人は楽しめますが、いくつかの不満は感じるでしょう。

テーマシリーズ最大のウリである自由度の高さが、制限されてしまったことに納得できないわけですわ。







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