俺の料理

 

 

項目

評価

面白さ

操作性

快適性

描写性

音楽性

 

 

 

 

 







隠れた名作の呼び声高い料理アクション

プレイステーションの数ある名作の陰に隠れたと一部(※筆者含む)で言われ続けている料理アクション。

9つある店に用意された料理を、左右のスティックを使いながら調理していくというもの。

ストーリーモードは難易度を3段階(※最初は2段階)から選択可能で、

それぞれのステージでは、料理を客に提供していく営業とボスバトルが展開されます。

調理は包丁で切る、剥くなどの基本から、餅つき、うどんの生地を踏むなどの職人さながらの方法もあります。

売上は不明ですが、某深夜ゲームバラエティでも特集されていた影響もあってか、

現在でも一部のユーザーから熱烈な支持を受けています。(※もちろん筆者もです。)




斬新なアイディアと随所に見られる面白さの工夫

料理アクションでは、アーケードゲームで包丁を模したレバーを使った『料理の鉄人』があります。

結論から言えばそれとは全く異なるゲームで、コントローラーのスティックで操作をします。

包丁の添え手を左スティックで、包丁で切る上下操作を右スティックで行うなど、

きっちり左右のスティックの役割が存在しており、実際にやっている感じになれます。

そもそも料理という難しいジャンルを、スティックを用いることで実現させたアイディアは評価するべきです。

単純に料理を作るだけでなく、営業中であろうとボス戦であろうとやってくるお邪魔に対応する事も重要。

ゴキブリが出てきたらスリッパで全滅させる。食い逃げはスティックを上下させて走り捕まえる。

など、かなりコミカルなのにリアリティを感じる要素も面白さをしっかり引き立たせています。

ボス戦や対戦モードでは、同じ料理をまとめて調理してお邪魔攻撃を仕掛ける熱さも光ります。

このゲームをやっていて如実に分かる面白さの工夫は、

『プレイヤーに暇を与えず常に操作させる』という点でしょう。

料理を作っていると次のお客が別の料理を注文。茹でたり焼いたりしている間に違う料理の材料を切る。

提供しても次々お客がやってくる。両替やら皿洗いやらも無視できない要素なので調理の合間に済ませる。

という感じで、例外が無いわけではないですがほとんど暇や退屈な時間を与えません。

これを嫌う人もいるとは思いますが、この手のゲームは暇を持て余す意味が無いのですから大目に見れるでしょう。

(※根本的な話をすると、アクションゲームは長考するようなジャンルではない。)

当サイトでは、管理人が惹かれてしまった故に、独自の攻略法を記したコンテンツまである始末です。





見た目は単純ながら一筋縄ではいかないゲーム性

同じような事を散々言って恐縮ですが、文章だけを見ると簡単かつ単純に見えると思います。

ただ、先述したとおり暇を持て余す余裕はなく、次の作業を考えながらプレイする事がクリアの秘訣であり、

それに慣れるまでは意外にも一筋縄ではいかないプレイを覚悟する必要があります。

ただ、敷居が高いとかそういう意味ではなく、スティックを自在に扱えるようになるまでの辛抱という意味で

斬新なアイディアもさることながら、これだけのゲーム性に仕上げた事は言うまでもなく評価できることです。

まぁ、筆者としてはもっと長続きするような工夫もあったら良いのに・・・という結果論に近い不満もありますが。

(※このゲーム、腕前の差が大きいと一瞬で勝負が決まりかねないバランスの悪さがあります。)

でも、それを加味しても面白いゲームであるという評価に変わりはないので安心してください。

あまり流行らなかったせいか、中古でもあまり見かけないゲームです。


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