かえるのために鐘は鳴る |
総合評価 |
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評価点 | 王道路線にユーモアを盛り込んだ世界を冒険するだけで、何故か楽しさが感じられる。 RPGとはいえども、難しい仕様はとくになく、アイテム取得を怠らなければドンドン先の冒険を味わえる。 |
自動戦闘、敵シンボルの回避がしやすいなどで難易度は低いが、アクション面の歯応えはそこそこある。 また、世界とシナリオが面白い構造になっているため、難易度の低さによる途中の退屈感がないのは大きい。 |
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所々に何かのパロディが存在しており、それを知っているとニヤリと出来る。知らなくても問題は生じない。 開発施設『ナンテンドー』、温泉街『ゲロベップ温泉』、金塊の山『フーリン火山』など、ユニークである。 |
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あるアイテムを使うことで、主人公である王子がカエルやヘビに変身できる。変身後の性能や操作も異なる。 変身を駆使してアクション面を攻略したり、パズル要素に解答を導き出したりするため、メリハリが利いている。 ちなみに王子はカナヅチなので水に触れるとアウトだが、カエル変身後に水中探索が出来る。 |
GBとしては珍しく、文字フォントが大きくなる場面がある。強調や大声という点では非常に巧みな演出。 とくに主人公である王子の反応が該当し、主人公のユニークな面が垣間見られる。 |
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今作のフィールドBGMは、心を躍らせる名曲。明るい雰囲気を出しつつ、プレイヤーを退屈させない。 この曲は『名曲ゲームBGMといえば?』というお題の際にも名前が出るほど支持を集めているようだ。 他にも城内の緊張感を誘うBGMや、ゲロベップ温泉の緩いBGMなど、探せば多くの良曲がある。 |
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失点 | 難易度が低いため、パターンやアイテム取り逃しがない限りは、ほとんど詰まる場面がない。 敗北後のペナルティーは体力4からの再開のみであり、罰則がないに等しいこともヌルさをもたらしている。 |
難易度が低いという事に加え、特定の敵を惨殺し続けることで簡単に金稼ぎが出来る。 これにより序盤は貧乏で苦しいが、中盤以降は金に困る事態にほとんどならないため、ヌルさを強めている。 |
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エンディングに高いセンスを感じるものの、モヤモヤが残るという点がある。 ネタバレになるので多くは言わないが、『どっちのパターンも有り得る』という展開に筆者は少々苦しんだ。 |
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ポップな世界観なので、終始緊張感がないプレイになりやすい。城はBGMの影響でそうでもないが。 |