ドラゴンクエストモンスターズ
〜テリーのワンダーランド〜

 

 

項目

評価

面白さ

操作性

10

快適性

描写性

音楽性

 

 

 

 

 


少年テリーの魔物マスターとしての冒険

ドラゴンクエストYで仲間キャラクターだったテリーが少年時代に活躍するRPG。

今作はドラゴンクエストXの仲間モンスターシステムを中心に据えたオリジナルストーリー

さらわれた姉ミレーユを助けるため、星降りの大会で優勝を目指す。

旅の扉に入りモンスターと戦い、仲間にし、育成し、配合させて強力なモンスターを誕生させる。

モンスターを上手く編成して戦う醍醐味と、計画的な配合による新しい仲間との出会いなど、

面白い要素を盛り込んだ名作とは、このゲームのことをいうのです。





問題点を払拭する高評価の完成度

戦い、育成、発見などの要素は既に馴染んだ存在であり、

終盤になるにつれて作業的なプレイになりがちです。RPGの宿命と呼ぶべきでしょうか。

今作でも仲間にしたモンスターを戦わせてレベル上げをして成長させ、

配合をして強力なモンスターを誕生させ、それをまたレベル上げで成長させ、

大会で戦わせて物語を進め、そしてまた開放された旅の扉に入って冒険する。

というサイクルが成立しており、徐々に作業的なプレイになっていく事は否定できません。

また、配合による強化は、呪文や特技への耐性や習得している技を継承できる点により、

モンスターの個性を徐々に消してしまう問題点もあります。

時代が時代とはいえ不便な点もあり、お世辞にも完全無欠のゲームであるとは言えないわけです。

しかしこのゲームの魅力として、上記の問題点を払拭するほどの面白さがあります。

純粋にモンスターを仲間にして戦わせる事の楽しさは十分にあります。

そしてモンスターの配合をして強化する以外にも、新しいモンスターと出会える喜びは格別です。

耐性や特技などの継承で個性が消えていく点も、物語を楽しむ事に重点を置くならば、

決して癇に障るような欠点とは言えません。それもまた楽しさの1つとして認識できる範囲です。

また、冒険の中で戦ったり誕生するモンスターは原作を広くカバーしており、

魔王クラスのモンスターも登場します。これは原作ファンにとって喜ばしい要素でしょう。

(※ただし発売時期の関係上、初代〜Yまでのモンスターに限定されます。)

さらにBGMは今作オリジナルの物はもちろん完成度が高く、原作のBGMまで使用されています。

旅の扉最下層では、ローラ姫が登場したり、街を守るゴーレムがいたり、

青年テリーとの確執と友情があったバトルレックスが登場するなどの心憎い演出も用意されており

どこまでもファンサービスを大事にする姿勢には感服します。





シリーズ化された名作は広く愛され続けている

特に大きな問題点はなく、些細な問題点を気にさせないような高い完成度。

このゲームが現代でも高い評価を受け続けている理由がよく分かるでしょう。

モンスターとの協力、冒険のワクワク感、心憎い演出の数々、配合の楽しさ。

これらを集約し、面白さを引き立てるような構成に仕上げたクリエイターは良い仕事をしたと思います。

好評を博したために、モンスターズはシリーズ化され、GBカラー、アドバンス、PS、DS、3DSなどの、

多くの機種でリメイクや新作が発売されるに至りました。

さらに今作が好評だった影響により、ドラクエV、ドラクエT・UがGBカラーにリメイクされたのではないかとも

言われているほどに愛されているのです。

筆者は小学生時代にプレイし、クリアしたかは正直定かでないのですが、

今作を満喫したのは覚えています。現在はリメイク版をプレイ中ですが、それはまた別のお話で。







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