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ポケットモンスター赤・緑(青・黄)

 

 

総合評価

+B

 

 

 

 

 

歴史を変えた怪物ソフトの登場

現代人で知らない人はまず居ないと思って差し支えないであろう国民的ゲームです。

ポケモンの略称でお馴染みのこのゲームは、身近な舞台を冒険する親しみやすさと、

モンスターを収集し、育成して戦わせるという基本概念のウケのよさ、

モンスターを交換したり友達と戦わせたりといった遊び要素の多さが人気を博しました。

さらにはアニメ化、書籍化、映画化までされ、グッズも数え切れないほど販売されています。

このゲームを作ったゲームフリークの田尻智氏は、

様々なゲームをプレイし、知識を蓄え、

通信機能を要していながら活用されていなかったゲームボーイに目をつけ、

新しい遊びを提供することを主としてポケモンを生み出しました。

この新しい発想と既存の概念を取り入れたゲーム性によりポケモンは一躍人気となります。

そしてポケモンは世界中で赤緑青の3バージョン累計3000万本以上を売り上げ、

国内だけでも800万本を超える大ヒットを記録しました。





評価点と失点

評価点 モンスターを捕獲して育成するシステムを誰でも理解しやすくなっている構成は巧み。
モンスターは全151匹も存在するため、捕獲と育成だけでなく選別そのものにも幅を利かせている。
ポケモンリーグ制覇という目的だけでなく、ポケモン図鑑を埋めてコンプリートを目指す要素もある。
これによるやりこみ要素の充実度は高めであり、図鑑の説明を見ているだけでもなかなか楽しい。
実用的かどうかだけでなく、可愛らしさや格好良さで好きなモンスターを選べる自由度もなかなか
育成方針や技によっては、あまり強くないモンスターでも実用化が可能だったりする。

 

BGMは現代でも評価されているように、印象に残りやすい良曲が揃っている
特に主人公の故郷マサラタウン、ジムリーダー戦、ラスボス戦のBGMは非常に素晴らしいと言える。
和音数が少ないため単調なBGMが流れてしまうものの、キーや音程そのものはしっかりと構成されている
バグの宝庫として有名であり、アイテム増殖や普通なら習得できない技を覚えさせるなど実用的なものも
これにより育成の速度を速めてサクサク進めたり、通常では入手できないポケモンをゲットできたりする。
  通信ケーブルを使った対戦や交換により、遊びの幅はさらに広がりを見せている。
このように通信による繋がり、協力を全面に押し出したことが、後の業界に大きな影響を与えたと思われる。
また、通信ケーブルによる繋がりをここまで最大限に活用したゲームは今作が初、と言っても良いだろう。
  ゲーム性とは関係ないが、今作は国内累計で800万本を軽く超える大ヒットを記録した。
この爆発的なヒットは社会現象となり、末期状態だったゲームボーイの寿命を3〜4年程度延命させた
『ゲームはハードよりソフト』という言葉があるが、今作はその見本とも言うべきゲームだろう。

失点

図鑑をコンプリートするためには、赤・緑の両方のバージョンが必要。つまり通信による交換が必須である。
通信ケーブルを持っていない人や、その活用法を理解できていない人にとっては厳しいシステムと言える。
また、異なるバージョンを販売するこの手法は、悪名高い『ポケモン商法』の基盤を作り上げてしまった
(※後に今作をベースとした青、ピカチュウの2バージョンも追加されている。)
  バランスは比較的粗い。モンスターによって強さや実用性がはっきりしているため、使えない存在も多い。
12種類にも及ぶタイプは戦略性を高めるも、明らかに不遇な扱いのタイプが数種類ある
  バランスブレイカーの役目を担ってしまっている技の代表例として『きりさく』や『はっぱカッター』などがある。
上記2つは、威力2倍である「効果抜群」の確率が尋常ではない高さであり、最後の最後までゴリ押しも可能。
『はかいこうせん』は、非常に強力だが使用した次のターンで行動不能になるという副作用があるものの、
この技でトドメを刺した場合、行動不能にならず戦えるようになる。この点では明らかにバランスが悪い。
さらに自爆技である『だいばくはつ』を延々実行できるバグもあるため、作り込みが非常に甘い。
  描写性はプレイに支障こそないものの、やや汚いレベル。移動画面などは特にそれほど気にならないが、
戦闘画面における自分のポケモンの描写が、荒々しいドット絵調になっている。
そのため、イシツブテなど一部のポケモンは、その姿だけでは何が何だか分かりづらいという状況になる。
  実用的なバグだけでなく、プレイに支障をきたすバグも非常に多く、特に初回出荷版は顕著である。
画面崩壊の異世界に飛ばされる、その場でフリーズ、画面が真っ白になるバグはデータが飛ぶ危険性も。
このようなバグの紹介動画が随所で拝見できるが、貴重なセーブデータでは絶対にやらない方が良い。
また、『アイテム無限増殖』や『レアポケモン生産』は、ゲームバランスを崩壊させる可能性も非常に高く、
本来の面白さを著しく損なう場合もある
ため、少なくとも初回プレイで実行する事はオススメできない。






社会現象を作り上げたゲーム性の豊かさ

筆者が思うこのゲーム最大の功績は、 末期だったゲームボーイの寿命を大幅に延命させたことです。

90年代に突入する前から発売されていたゲームボーイは、ポケモン発売年である1995年にはその求心力を失っている段階でした。

しかしこの化け物が登場するや否やゲームボーイ市場は活気を取り戻し、

ポケモンが最大のウリとしていた通信機能を使ったゲームが続々と投入され始め、

携帯ゲームの長所を存分に発揮する場が広がりました。

この後にゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスが登場したのもその影響でしょう。

(※当時はネット環境が一般目線で整備されていない状況だった事を付記しておく。)

当初は売り上げが伸びない状況でしたが、 懸命な宣伝活動や口コミによって急激に販売本数を伸ばしました。

当時の小学生を中心としたポケモンユーザーの拡大は、 社会現象とまで言われたほどです。

今もポケモンシリーズは衰えることなく発売され続けていますが、

この初作でポケモン商法が確立された弊害もあり、不満を抱く人も少なくありません。

良くも悪くもゲーム業界に革命を起こした風雲児と言って良いでしょう。







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