東海道五十三次 |
総合評価 |
D |
失点
江戸を目指す東海道横断アクション
江戸で行われる祭りに花火を届けるため、花火職人のカンタロウが江戸を目指してえんやこら。
東海道に用意された各ステージをアクションで突破することが目的となります。
花火職人が主人公ということで、武器はかんしゃく玉(小型爆弾)であり、
敵に投げつけて攻撃でき、ジャンプアクションを使って屋根や雲に飛び乗ったりと、
アクションゲームの体は成しており、
CS放送『ゲームセンターCX』でも、有野課長が挑戦していました。
評価点と失点
評価点
時代劇というコンセプトに漏れない描写は概ね評価点に値する。
今作のBGMには歌詞存在し、その歌詞カードが同封されていた。内容は別だがネタとしては申し分ない。
ステージ数はタイトルからも分かるとおり、かなり多く用意されている。ボリュームという点ではかなりのもの。
描写・音楽とも及第点レベルを保っており、プレイヤーを惑わせる要素はほとんど存在しない。
難易度が高くなっており、流石にあのコンボイほどではないが、序盤からプレイヤーを殺しにかかってくる。
特に終盤の難易度は非常に高く、「ライトユーザーだったら確実に匙を投げる」と副管理人が評していた。
時代背景を無視したワープ、昼間に堂々と追いかけてくる幽霊、小判を奪う町娘など。
とにかく設定が固まっていないため、ストーリーとのギャップが目立つ。ネタとしてはそこそこ美味しいが。
特にプレイヤーの邪魔をする町娘の存在は、サンソフトゲーのあの腰元に匹敵するほどのウザさである。
操作性そのものが良くない。爆弾を投げて攻撃できるが、その軌道が山なりで射程距離がかなり短い。
安全な位置からの攻撃がほとんど出来ないため、この性能の悪さが難易度を大幅に吊り上げている。
また、キャラ制御も比較的難しいため、敵を避けきれずにあっさり殺されるのも珍しくはない。
高難易度ながらもアクションとして光るものあり
悪くはない・・・けど良くない・・・微妙なアクションゲームというところでしょうか。
遊べないゲームではないので、クソゲーでもありませんし、ネタ要素もあるので見所はあります。
しかしながらキャラの性能の悪さ、それに乗じて難易度が高くなっているため、迂闊にプレイできないゲームとも言えます。
ゲームセンターCXで紹介されていた残基数アップは必須でしょうし、ワープも使うべきです。クリア目指すならば。
一筋縄ではいかないゲームは良いのですが、今作はプレイヤーへの意地悪による難易度の上昇があり、
この点では渋い評価をしてしまいます。難しいんですよね、ゲームってのは。
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