夢工場 ドキドキパニック |
総合評価 |
C |
失点
番組企画で生まれた風変わりな世界観
フジテレビの番組企画で生まれたディスクシステムのアクションゲーム。
アラビア地方を思わせるプレイキャラクター4人が、さらわれた兄妹を救うため、本の世界を冒険するというもの。
全7エリア28ステージ構成の冒険となるこのゲームには、随所随所でアイテムや隠しワープが存在し、
冒険の助けをしてくれたり、足を引っ張ってくれたりします。
ボスを倒してステージクリアというスタンダードなアクションながら、
コミカルなデザインのキャラクターが走り回る世界観の良さ
が人気を集めました。
評価点と失点
評価点
道中の野菜やPOWブロック、敵を持ち上げて投げ倒すというシンプルなシステム。
キャラの性能も結構異なっており、キャラ毎に違ったテクニックを要求されるため、面白さに繋がっている。
ステージ構成は序盤からそれなりに難しいものの、エリア1であれば初見でも突破できるレベル。
終盤はかなり歯応えがあり、ラスボス撃破も一筋縄ではいかない。絶妙ではないがバランスは良い。
エンディングが見事なハッピーエンドかつ、ユーモアを感じる楽しいものとなっている。
今作はディスクシステムであり、セーブ機能がある。ゲームオーバーになってもクリアした先のエリアで復活。
これにより、着実に進めるようになっている。
先述した難易度のバランスについて、終盤はキャラによってかなり難易度に差が出る。
ワープを使い、ワープ先のエリア内でゲームオーバーになると、ワープした時のエリアに戻されるのは厄介。
ポップな世界ではあるものの、カメーンの存在は筆者や多くのプレイヤーに悪い意味で衝撃を与えた。
【4人のキャラ全員でラスボス撃破を達成する】ことがエンディングの条件。ゆえに、非常に時間がかかる。
トラウマありワクワクありの冒険を評価
操作キャラ次第では簡単だったり高難易度になったりとクセがあります。
また、1キャラでラスボスを倒してもエンディングにならず、
エンディングを見る条件は、4人全員でラスボス撃破をするというもの。
これはなかなか厳しい条件なので、筆者はそこまでやってないのですが…。
しかしながらゲーム性は評価できる範疇ですし、
アクションの基本から応用まで、だいたいは序盤で何とか覚えられます。
コツが必要なステージ構成でもありますが、それでこそ面白いと言えるのです。
カメーンなどのプレイヤーを追跡してくる凶悪な敵キャラは、
一種のトラウマですが、ゲームのバランスを保つ上では欠かせない敵です。
次はどんなステージなのか、どんな敵が待ち構えているかなど、
ワクワクドキドキしながらプレイできるゲームとして、それなりの評価してしかるべきです。
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