ドンキーコング |
総合評価 |
+D |
失点
古の1画面アクション
アーケードで人気を博し、様々な機種に移植された1画面アクションです。
単純明快な操作性と分かりやすいクリア目標は入門編にも最適でしょう。
ジャンプと移動だけで目的を達成するというものは、
あの不動の名作であるマリオブラザーズの前身と言って良いかもしれません。
評価点と失点
評価点
オーソドックスな1画面固定アクション。プレイ中にステージがスクロールする事はなく、構成も難しくない。
当時のゲーム事情を考えると当たり前の事ではあるが、分かりやすさが光るため評価点とする。
まだキャラが正式に決まっていない配管工はさておき、ドンキーコング自身のインパクトは非常に大きい。
タルを投げつける、足場の最上段でどっしり構える姿は、明確に敵キャラであり、それを見事に演じている。
操作性は比較的良いといえる。ジャンプの制御は出来ないが、それを必要とする場面はほとんどない。
オーソドックスゆえに、面白さと同時に飽きも早い。当時としてはハマリ度が高い作品なのだろうが。
今の定規で測るならば、4ステージという数は非常に少ない。当時は発展途上だったので仕方ないが。
今だから気にしないが、操作する髭男はマリオ。マリオらしさはジャンプしかなく、火炎弾も撃てない。
初期ゲームの宿命と現代人の見解
筆者はスーファミ世代に位置づけられる存在でありますが、その後のゲーム機も長い時間触ってきました。
ファミコン世代の人々とは価値観が異なるため、公正明大な評価は難しいことを申し上げます。
時間が経つにつれて栄光をもたらした存在も陳腐化していくようです。
単純明快な面白さは確かにあるのですが、現代でこのゲームに没頭できるかと聞かれれば、NOと答えざるを得ません。
エンディングも存在せず、ひたすらエンドレス。
これはファミコンソフトにおいてよくあることですが、
目的意識がこの瞬間から薄れてしまう点は、切り離せないと思います。
しかしながらサクッと気軽にプレイするにはもってこいです。
長く遊ぶことには向かないですが、たまに時間を割いてやるのもオツかと思います。
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