忍者龍剣伝

 

 

項目

評価

面白さ

操作性

快適性

描写性

音楽性

 

 

 

 

 


ファミコンにして高レベルを追求したアクションゲーム

テクモ(現:コーエーテクモゲームス)が送り込んだジャパニーズ忍者アクション。(※舞台は日本ではない。)

忍者リュウハヤブサが悪の組織の親玉である邪鬼王討伐を目指すという典型的な内容。

横スクロールアクションながら、忍術や剣術を駆使して戦う忍者アクションを的確に表現しており、

攻略の醍醐味そのものも比較的充実しているアクションゲームと言えます。

現代でもかなり難しい良作アクションとして人気があります。

ゲームセンターCXにて、有野課長が大苦戦しながらもAD達と共に攻略したのは印象的です。





終盤の難所が象徴する高度テクニックの要求

基本的なアクションは先述したとおりしっかりしています。

忍術(ポイントを消費する技)の種類も1つ2つ程度ではないし、アイテム獲得後は剣術も変化します。

ステージ構造や敵の配置により効果的な技は色々と用意されています。

それらを駆使して攻略していくのですが、このゲームは終盤に行くとマジ難しいゲームです。

というか、筆者の腕前では中盤からクライマックス状態になるという感じでした。

計算されたであろうステージ構造に敵の配置の憎たらしさ。

画面を切り替えると復活する敵の存在もこのゲームの難易度を大幅に上げています。

難しいことを承知でやるのは結構ですが、生半かな気持ちでやると大火傷するアクションです。

ただ、この難易度は無理ゲーというわけではなく、あくまでも歯応え重視であると考えましょう。

もちろんクリアまでには壮絶な苦戦を強いられますし、何度も死ねます。冗談抜きで。

理不尽ともいえるラストステージの鬼畜さ。死んだら6−1からスタート。

さらにボス3連戦という究極に難しいラストステージが待ち受けているわけです。

恐らくこのゲーム、筆者が悶絶しながらクリアしたカイの冒険以上に難しいといえます。

(※というかマジ難しい。助けてくれ。)

ただ、嫌気が差す難しさはあるものの、ストーリー性はかなり評価できるし、

アクションそのものの面白さは十分に堪能できます。

また、アクションを堪能する高度テクニックもコンティニューを繰り返すうちに身につく範囲です。

死にゲーに該当するであろうこのゲームでは当然のことですけど。

まぁ、ぶっちゃけクリアしてないですが・・・。





異例のムービーを取り入れた風雲児的存在

今作はシリーズの初作であり、ファミコンでは異例とも言えるムービーが演出として存在します。

ムービーとは言っても紙芝居のようなもので、現代のようなものとはかなり違いますが。

(※某企画で有名になったラストリベリオンに近い。ただし時代を考慮すること。)

これがアクションゲームにあって無いような存在だったストーリー性を生み出した要因と言えます。

内容が難易度の非常に高いゲームとはいえ、コンセプトや操作性は評価できる範囲ですし、

ムービーのクオリティもなかなか高いです。アクション画面も比較的よさげです。

難しいからといって面白くないと定義する事は流石に無茶だと思います。

あくまでも無理ゲーとは言えないですし、中盤までは慣れた状態なら結構いけます。

高難易度アクションではカイの冒険、高橋名人の冒険島、

スーパーマリオブラザーズ2、トランスフォーマーコンボイの謎(※クソゲーがありますが、

忍者龍剣伝は面白さを持った難関アクションと呼ぶべきでしょう。お世辞抜きで。





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