さわるメイドインワリオ |
項目 |
評価 |
面白さ |
8 |
操作性 |
8 |
快適性 |
9 |
描写性 |
7 |
音楽性 |
6 |
触るバカミニゲームの詰め合わせ
GBAで発売された前作メイドインワリオの続編としてタッチペン操作を導入したミニゲーム集。
メインキャラクターはワリオ、前作にも登場したキャラの他に、
アシュリーなどの人気を博すこととなるキャラが登場し、
各キャラ毎にジャンルの異なるミニゲームが収録されています。
擦る、タッチする、マイクに息を吹きかけるなどの操作で攻略していくのですが、
ミニゲームの内容自体は総じて『かなり御馬鹿』な作りになっていて、
どう足掻いても、くだらなさが全面に押し出されるため、つい笑ってしまいます。
前作を好んだ人も初めての人も一緒になって笑える貴重なゲームです。
くだらなさにマジになる不思議
先述したとおり、御馬鹿なミニゲームばかり出てくるくだらなさが、
このゲーム最大のウリであり、評価されている部分であるといえます。
そしてクリアしたときの達成感と不気味なほどのおかしさはもちろん、
失敗しても何故か残念そうな笑顔を浮かべるだけという不思議な中身なのです。
様々なジャンルのミニゲームをこなしていく道中で、
くだらなさに何度も笑いが出てくるのは、他のゲームにはほとんど見られない要素です。
単純明快なシステムと操作なのに感情を刺激するという意味では、
このゲームは『バカゲー』という定義にぴったり合うかもしれません。
バカゲーというものは、基本的に人を選ぶものなのですが、
このゲームはそれほど人を選ぶという制限がされないものだと思います。
また、くだらないと分かっていてもマジになってしまう。
そんな自分に腹が立ちますが、やはり表情は笑顔です。なんてことでしょう。
何故か面白い良さを持ったシリーズ
このシリーズはゲームボーイアドバンスで2作品、
ニンテンドーDSで2作品、Wiiで1作品が発売されており、立派なシリーズです。
このシリーズの共通点は、どれもこれも中身が御馬鹿であることです。
御馬鹿なミニゲームではあるものの、各作品ごとに特色があり、
処女作である『メイドインワリオ』は、十字キーとA・Bボタンのみの操作。
続編である『まわるメイドインワリオ』では、センサー機能を使った本体を動かす操作。
今作はタッチペン操作で、『メイドイン俺』はミニゲームを自作可能。
Wiiで登場した『おどるメイドインワリオ』はコントローラーを動かす操作というように、
それぞれが本体の性能を上手く活用したものとなっています。
まぁWii版はあまり良い評判を聞かないのですが…。
総評としては、気軽にプレイできる携帯ゲームの良さと、
ミニゲームの成否にかかわらず面白さを感じられる点、
嫌気を感じにくいくだらなさを大いに評価するという形で良作です。
ただし乱暴なタッチペンの使い方をすると、
画面を傷つけたり、反応する場所が変わってしまったりする可能性があるので、
取り扱いには十分注意するべきでしょう。
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