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かえるの為に僕は行く |
ハルジオン:じゃがじゃ~ん。またもや登場のハルジオンと愉快な仲間だよ♪
アクアン:愉快かどうかはともかくとして、通常ではないという事は認めよう。
ハルジオン:ふっふ~。まぁいいだろう。今回は知る人ぞ知るあのゲームについてだぞ。
アクアン:確かに知名度はかなり低いみたいだ。
ハルジオン:だが人気はあるようだ。実際にやってみてその理由はわかる気がする。
アクアン:まぁ・・・久しぶりにまともなゲームを取り上げるという事ですな。
ハルジオン:いつもまともじゃない?
アクアン:ど こ が だ ?
いつものノリで始まった座談会です。決して飲酒したノリじゃないので引かないように。
今回はゲームボーイ初期作品である『かえるの為に鐘は鳴る』を話します。
ハルジオン:このゲームの発売はいつごろなんだっけ。
アクアン:調べるのが面倒だから調べないが、かなり古い作品である事は確かだ。
ハルジオン:いってて俺らが小学校低学年か。ぶっちゃけこのソフトの存在は全く知らんかった。
アクアン:オレもだ。存在を知ったのは最近だからな。
ハルジオン:RPGというかアドベンチャーっぽいな。しかし単純なのに面白い。
アクアン:何が面白いかはこれから触れるとして、どうして売れなかったのだろうか。
ハルジオン:確かこの時期は他にも秀作がたくさん発売された時期だったらしい。
アクアン:埋もれたわけか。情報によればあまり宣伝にも力を入れてたわけじゃないらしいな。
ハルジオン:ファ○通レビューにおいても絶賛されたわけじゃないらしい。
ハルジオン:まぁ『売れた=素晴らしい』という方程式が出来るわけでもないのが世の中だ。
アクアン:ファミコン時代からそういうもんだろ。たけしの挑戦状はその例だ。
ハルジオン:あの時代がおかしかっただけかもしれんが。ゲームが出来る喜びが勝ってると気にならないのかもな。
アクアン:うむ。ちなみにこの作品は一般的に知られてないから話題に挙げにくい。
ハルジオン:友人とゲームの話をする時もこのゲームには触れないようにしてる。というかそうなってしまう。
アクアン:だからと言って俺らも知らない作品なんか山ほどあるからな。
ハルジオン:オレなんか友人の勧めで『迷宮組曲』とか知ったくらいだからな。
アクアン:そもそも俺らは1987年度生まれだから、世代とは言えないだろうよ。
ハルジオン:存在は知っててもプレイしてないとか。
アクアン:ちなみにオレがこの作品をプレイしたのは2006年とかその辺りだった。
ハルジオン:オレは2009年入ってからだぞ。面白いという情報を信じて中古屋を回って探したからな。
アクアン:あくまで個人の価値観ではあるが、人気の秘訣はわかる気がする。そんなゲームだな。
ハルジオン:このゲームはお姫様を助けるというシンプルなストーリーだ。
アクアン:システム自体もシンプルだぞ。戦闘は敵に触れたら基本はオートだからな。
ハルジオン:アイテムを探して自分が徐々に強くなっていく楽しさもある。
アクアン:だがそれだけでは他のゲームと一緒だ。このゲームの特筆すべきところはボキャブラリーの豊富さだろう。
ハルジオン:文字のフォントが急にデカくなったりするからな。アレは時代を思うと驚いた。
アクアン:三枚目な王子様が主人公なのは賛否両論かもしれんが、こういうキャラ設定はありだな。
ハルジオン:単純にイケメン。単純に正義。そんなキャラが多いゲーム業界においては斬新だと思う。
アクアン:金で解決させるような王子が主人公だからな。物語を進めるにつれて考え方が変化する王子の姿は良いぞ。
ハルジオン:物語はポップだが、伏線が色々とありつつ最後のまとめ方が良いからな。最後まで面白かった。
アクアン:現代では当たり前のダッシュ機能とかそういうのは無いが、それだけで不満を漏らすなんて勿体無いぞ。
ハルジオン:かえるという単語が入ってるのはゲーム中にカエルが出てくるからってだけじゃない。
アクアン:カエルがキーなんだよな。変身する事も出来るし、物語の中身としても結構重要になってくる。
ハルジオン:鐘もそうだな。これはゲームを進めていけば分かるから言わないでおこうか。
アクアン:売れなかった割には親切というか子供向け仕様なんだよな。
ハルジオン:死んでも一定のライフで復活するしペナルティーは無い。だから安心して死ねるわけだ。
アクアン:進行に行き詰ったら、恐らく取り逃したアイテムがあったりするからだろうから探す事になる。
ハルジオン:と言ってもその場その場で死ぬ事になるのでその近辺を捜索すれば事足りるから面倒にならない。
アクアン:アクションアドベンチャーというジャンルの方がしっくりくる。横アクションあるし。
ハルジオン:それが面白いんだ。城の中のダンジョンはマリオみたいにジャンプアクションがあるからな。
アクアン:アクション画面でも敵に触れればオートバトルだからな。ちゃんと最後までゲームの色が守られている。
ハルジオン:絶賛しまくってるが不満が無いわけじゃない。
アクアン:まぁな。後半になると急に進みづらくなるから、序盤の快進撃で気を良くしたら嫌気が襲ってくる。
ハルジオン:それはまだ良い。戦闘そのものがあまり意味を成してない事が多いのだ。
アクアン:このゲームは敵を倒しても経験値の概念がないからレベルアップも無い。強化はアイテムのみ。
ハルジオン:だからほとんどは捜索に費やされる。その手の行動がお気に召さない人はすぐにポイッと投げるかもな。
アクアン:ストーリーもファンタジックな物に毒された人はあまり馴染めないかもしれん。
ハルジオン:まぁ、そこのところはどうでも良い不満だと思うんだが。
アクアン:正直、不満点ではその程度だ。このゲームはどこでもセーブ可能だからサクッとやりたいときも出来る。
ハルジオン:フィールドBGMはかなり良い曲だからそれだけでも聴く価値があるよ。
アクアン:オレは城のBGMが好きだな。あの緊張感を誘う音はなかなかだぜ?
ハルジオン:オープニングとかフィールドとか、打ち込みで誰かメドレーとか作ってくれないかな。2000円で買う!
アクアン:でも結局『名作』とか『クソゲー』っていうのは人それぞれの定義によるんだよな。
ハルジオン:価値観の問題だからな。俺らが糾弾してるゲームが他の人からすればクソゲーとは限らない。
アクアン:オレが正真正銘クソだと思ってる『ミシシッピー殺人事件』を『神ゲー』としてる友人がいるし。
ハルジオン:オレがクソだと思った『ファイナルファイト』を『アクションのお手本』とした人もいる。
アクアン:まぁ難易度的にはやり応えあるじゃんアレ。
ハルジオン:馬鹿野郎!あのゲームのダメージは有り得ない。雑魚にハメ殺される屈辱を1プレイ中に何度も味わう。
アクアン:とまぁ色々と定義はあるんだ。カエルだってクソだと思ってる人なんかいるだろうよ。
ハルジオン:特に最近のユーザーかな。「はぁ?今時3Dじゃないとかありえねーw」なんて言いそう。
アクアン:そのゲームがあって今があるんだ。そんな事を言う奴は未来のゲームしか楽しめない可哀想な人間だ。
ハルジオン:ゲーム好きにそんな人は居ないと信じているが・・・。
アクアン:久々に会った友人にゲームの話を振ったら『PS3以外は今も過去もクソ以下だ』と言ってた。
ハルジオン:一体君の友人に何が起こったんだろうか。
アクアン:おかげで話にならなかった。過去は一緒にスーファミやったりしてたんだがもうそれも出来ない。
ハルジオン:某巨大掲示板のゲームカテゴリーで言う『ゲハ』ですか。
アクアン:そうだな。本人もその単語を出しまくってた。「オレはゲハとは違う」と言ってたがどこが違うんだか。
ハルジオン:オシマイの時間がやってきたぞ。
アクアン:ふぅ、なんか最終的には全く関係の無い話になった気がするんだが。
ハルジオン:それはそれでアリだ。会話してれば話題転換なんてしょっちゅうあるぞ。
アクアン:過去にある名作は目に見えるものばかりじゃないって事だな。
ハルジオン:そうだ。評判を聞かないゲームでも触れば面白かったりするかもしれないしね。
アクアン:星のカービィ3なんか評判イマイチというか認知度自体が実はあんまり高くないらしいが。
ハルジオン:触ってみればなかなか面白いぞ。SDXに毒され過ぎたらダメかもしれないが描写もクレヨン風で良い。
アクアン:とまぁ結局は自分で触ってくださいという事です。
ハルジオン:カエルの続編が出るならば買いたいけど、出て欲しくないのが正直な感想だ。もちろん理由はある。
アクアン:わかってる。アレで完結の方が納得だと言いたいんだろ? 無理に続編扱いさせる必要なんて無いさ。