台湾も敵に回したNHK集団訴訟 |
NHKは公共放送であり、民放と違うシステムで運営されています。
CMなどの広告料による収入ではなく、
テレビ視聴者からの受信料で収入の大部分を占めており、
安定性においては民放よりも遥かに優れています。
故にわざわざ僕ら国民からお金を徴収しているのですから、
民放よりも確実に良い番組を作る事ができますし求められています。
公平・中立・客観・信憑性に優れた番組を作る事は出来るはずなのです。
しかしマスコミという物はその性質がほとんど変わりません。
どいつもこいつも権力にしがみつき好き勝手に振舞う。
それはNHKも例外ではないのです。
あなたはご存知でしょうか。
NHKがネットの呼びかけで集まった約8400人から訴えられた事を。
きっかけは2009年4月に報道されたJAPANデビュー『アジアの一等国』という番組です。
ここでは日本と台湾に焦点を当てたドキュメンタリーを取り上げました。
内容は日本が台湾を統治した頃のものですが、
日本が台湾に一方的な悪事を働いたという壮絶な捏造番組だったのです。
これに激怒したネットユーザーが有志を募り、
NHKにプラカードなどを持って抗議を行い、さらには1万人を超える集団訴訟にまで発展しました。
また取材を受けた台湾人の方も、
事実と違う形で編集された事に激怒したという事実も明らかになりました。
国民にケンカを売ることは日常茶飯事のマスコミですが、
台湾からも顰蹙を買ったのはビックリでした。
何故そこまで発展してしまったのでしょう。
原因は日本の台湾統治についての事実無根のデタラメを垂れ流した事です。
NHKは『人間動物園』や『日台戦争』といった、
存在しない言葉を用いて日本の非道さを報じました。
これはNHKの造語であり、どこにも記されてないし伝えられてもいません。
その昔、台湾にはアウトロー的存在の民族が住んでいました。
日本は台湾統治を目的に台湾に進出しましたが、
そこで戦争を行ったなどという事実はありません。
鎮圧の為に犠牲者が出たのは確かだとは思いますが、
虐殺や暴走は無かったのです。
さらに台湾人は日本を歓迎するために踊りを踊ったそうです。
しかしNHKはこれを日本が見せ物としてやらせたなどと報じます。
人間動物園という造語を使って…。
この事実無根のデタラメ。捏造報道に憤慨したのが日本のネットユーザーです。
僕は当時そこまでこの事件を調べてなかったので関与してはいませんが、
動画サイトなどでこの光景を見た時はビックリしました。
しかし事実を知ってNHKに同情の余地は無いとも思いました。
日本を貶める報道をしたNHKは訴訟を起こされて当然だと思います。
もちろん、
この事件はNHK本人が数分取り上げた以外に報道されませんでした。
新聞ではちょこっと報じられたそうですが、
テレビは黙殺したのです。
これだけ大事になってるのに報じないのですからマスコミに危機感なんてこれっぽっちも無いのでしょう。
報道機関ともあろうものが大規模な抗議隊から訴えられたのは重大ニュースです。
フライデー襲撃事件に匹敵するとは言いませんが、
マスコミは視聴者、ひいては国民をあまり怒らせない方が身のためだと思わないんですかね。
先述の通り、この問題は台湾にもケンカを売ることになりました。
インタビューを受けた台湾人の方々の発言が所々編集でカットされ、
あたかも日本が非道な振る舞いをしたかのように繋がれたというのです。
台湾人の方は日本についての話を細々と述べたそうですが、
その中に批判的なコメントは出さなかったと主張しています。
つまり、NHKの意図的な捏造が決定的になったのです。
これだけの事を仕出かしたNHKは信用に足るメディアとは言えません。
確かに多くの国民からは様々な面で評価されているかとは思います。
保守派の人(たちあがれ日本代表の平沼氏だったかな?)をして
「信憑性で言えばマシ。しかしたまに嘘を交えるからタチが悪い。」
というような意味の発言をさせたほどです。
僕個人としてはNHKを評する時に、
『報道は二流、歴史は三流』
と言っています。
かつて、そのとき歴史が動いたという歴史番組において三国志を取り上げた時に、
正史を無視して演義を事実のように取り上げた事があります。
これを見て愕然としたのがきっかけです。
集団訴訟されても報道されなかったために国民からの認知度は低いでしょう。
しかし日本国民だけではなく台湾人をも激怒させたのは大失点です。
台湾からの説明要求にもNHKは応じなかったといいます。
こんな姿勢で日本マスコミが持つべきジャーナリズムを語れる資格はありません。