椿事件を忘れたマスコミの横暴 |
1990年代前半。ジャーナリズムを揺るがす大事件が発覚した。
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この事件はテレビ朝日代表取締役の名前を由来に『椿事件』と呼ばれました。
テレビ業界が始まって以来、初めて『放送免許剥奪』が検討されたほどの悪質極まりないものだったのです。
詳細は上記URLを参照して欲しいですが、
ここではなるべく簡潔に述べつつ、現状のマスコミはどうなのかも書こうと思います。
椿事件の目的は、ずばり自民党政権の崩壊でした。
椿氏は「自民党政権を崩壊させる報道を心がけるべし!」という方針を打ち出し、
あからさまに公平性と中立性、さらには客観性を全て投げ捨てる行為に走りました。
要するに、
「俺達は公共の電波を使って捏造・偏向報道するぜ!」
ということをわざわざ公言したのです。
今では民放随一の不信報道組織であるテレビ朝日ですが、
こんなに前から片鱗を見せていたのです。
そしてその椿事件のような事がここ近年で相次いで起こっています。
露骨だったのは2009年の衆議院解散総選挙までの間です。
麻生政権の崩壊を狙っているかのように偏向報道を乱発。
それも1局とかそんなレベルではなく、
NHKや民放、新聞、雑誌などの大衆メディアは
ここぞとばかりに麻生政権の揚げ足取りに奔走し、民主党に媚びへつらいました。
政策の実情は全て隠し、
故・中川昭一氏の金融危機救済という世界的貢献すらも隠し、
あの泥酔会見ばかりを取り上げ失脚させ、
掲げた政策を何の調べもせず一方的に批判し、
麻生氏の著書を見てもいないのに購入者ともども中傷。
こんなに露骨な偏向報道は近年でもダントツの悪質さではないでしょうか。
もちろん上記以外にも多くの偏向・捏造は存在しますがスペース的に割愛です。
マスコミは揃いも揃って現代版椿事件をやってしまったのです。
野党と結託して『金融危機においても解散するべきだ』などと戯言をぬかし、
サミットではスーツの色が周囲と少し違うだけで叩いたり、
もう目も当てられない状態でした。
もちろん2010年現在でも明らかな偏向報道はまだ残っています。
国益を流出させ、まともな政策一つ打ち出せていない今の政権を、
担ぎ上げた張本人たちは必死に擁護しています。
ここのところ、流石に救いようがなくなってきたせいか、
指摘や苦言などを呈することもありますが、
それでも自民党政権の時と比べれば生温い状況です。
(※批判すれば良いものではないが、公平性が無いという証拠です。)
公平性も中立性も客観性も存在しない報道をするマスコミ。
彼らはあの事件から何を学んできたのでしょう。
結論としては何も学んでいない。
マスコミは自分の保身と利権を重視した汚れた組織になっています。
こうした大衆メディアが見放されている現状を、
マスコミが把握しなくてはいけません。
そしてその露骨な偏向報道の存在に僕らは早々に気付かなくてはいけません。
マスコミが正しい方向へ変わるには
どこかの大手が崩壊する必要があるのかもしれませんね。