24時間テレビは最大規模の募金詐欺 |
日本では毎年夏に長時間スペシャル番組と題して、
各局が24〜28時間という大スケールで番組を放送する事が多くなりました。
その引き金となったのは、
地球のために、障害者のために、そして自分達のために。
慈愛の精神をテーマに掲げた日本テレビの『24時間テレビ』です。
この番組の存在は知ってると思うので
説明は省かせてもらうが、要するにチャリティーを目的とし、
障害者や世界の実情をドキュメンタリーにして放送。
困ってる人たちに対する募金を呼びかけるのが最たる内容となっています。
さて、非常に心苦しい事実を伝えなければいけません。
この24時間テレビが本当に地球を救う気があって放送されてるかどうか。
20年以上もの間、ず〜っと『愛は地球を救う』と唱え続け、
募金額もかなりの規模にまで膨れ上がっているはずですが、
未だに成果らしい成果は無い。
その実情は募金協力者だけでなく、
特集された障害者の方々や無茶苦茶な挑戦をさせられた方々、
さらには一般視聴者をも愚弄するものだったのです。
まぁ回りくどく書きますが我慢してください。話には建前があります。
まず番組には制作費というものがかかります。
そして起用するためのタレントとの契約料(ギャラ)やスタッフの人件費、
宣伝するための告知費用などとにかく多額の出費になります。
だから経費削減が謳われてしまった結果、
現在のテレビ番組の質自体がかなり落ちたと言われてしまったり、
ギャラの安い若手芸人の起用頻度が急激に上昇したり、
制作会社に圧力をかけて自殺者まで出す事になったんです。
まぁ早い話が、
出演者にしか金をかけないマスコミが如何に電波放送を舐めてるかが分かります。
そして出演側の当たり前だろとでも言わんばかりの要求もアレです。
さーて、何故上記のような前文を書いてしまったのか。
今回、取り上げた24時間テレビが我々の想像とはかけ離れた場所にあるからです。
というのも、募金協力者の人は知らないでしょ?
募金の中からギャラが発生してるってこと。
( ゚д゚)ポカーン
( ゚д゚)!?
(゚Д゚)ハァ?
衝撃的な真実を目の当たりにして様々な反応があるかと思います。
日本が30年以上に渡って放送してきた大規模チャリティー番組。
その募金額は10億円を超えた年もありました。
つまりそれだけ慈愛の精神を持ち、
世界の貧困者の方々に同情し、何とか協力したいという人が多かったわけです。
その協力精神によって募金した人が、
出演者のギャラを負担させられてるんです。
僕の中での確証は無いですが、
制作費やスタッフの人件費なども募金の中から補填されてるかもしれません。
もはやこの風潮は当たり前なのでしょうか。
出演者達もさぞ心苦しいでしょう。
まさか募金の中からギャラもらう事が当然だと思ってはいまい。
(※ハルジオンさんはこういった皮肉を好みます。)
で、こうしたチャリティー番組は他国でも放映されています。
まぁ日本が発祥という情報もあり、類似番組とされていますが。
しかし他国の場合、
アメリカなどはギャラが募金から支払われる事はありません。
むしろそれが普通の考えです。
何故なら、慈愛の精神で募金した人は、
困ってる人のために使って欲しいからこそ募金してるのです。
その気持ちを逆撫でする行動を平然と日本メディアはやっているのです。
脳味噌腐ってるとしか言いようがありません。
メディアはCMなどの他企業からの宣伝収入が入ります。
こうした番組には賛同してくれる企業も多いでしょう。
企業側がこの実態を把握してるかどうかは問いません。
何よりも問題なのは何度も言ってる通り、
真の協力者を愚弄してきた事実です。
(真の協力者とは募金に参加した真っ当な心を持った人です。)
例えばあなたが10000円を募金したとしましょう。
それは誰に向けて送ろうとしたお金でしょう。
自然を取り戻すために活動する団体、
障害を患ってしまった人、
そしてサポートする人々、
そういった存在に向けたものでしょ。
出演者に「頑張ってね!」として送ったわけじゃないでしょ。
10000円全てが本来ならば困ってる人やそれを救う人への援助金だとして、
その中の5000円がただ出演してる人に渡ったらどうです?
これじゃ慈愛の精神を利用した詐欺じゃないですか。
ちなみにもう一つ付け加えると、
24時間テレビには100kmマラソンがありますね。
毎年違う誰かさんが100km走るアレです。
それを行う人ももちろんギャラをもらえるのですが、
その金額はマラソン選手が1つの大会で優勝した額と同等かそれ以上です。
ちなみにその賞金も募金の中から支払われています。
あなたが投じた慈愛の心は
スタッフと出演者が美味しくいただきました。
という事なんです。
これでお分かりでしょう。
利益を追求した挙句、その魔の手は慈愛の精神にまで伸びていたのです。
マスコミとは結局そういう存在なのです。
麻生太郎元内閣総理大臣が掲げた広告税導入に猛反対し、
結果として理性を捨てネガティブキャンペーンを行ったこと。
自分達の非を顧みずに視聴率低迷をネットメディアの責任にし始めたこと。
スポンサー撤退を宣言した企業が多くなった現在でも、
そこまで広告収入が減っていない理由が、
朝鮮と深い繋がりのあるパチンコ産業からの加護であること。
それらを踏まえれば全てのパズルピースがはまります。
24時間テレビが今後もチャリティー番組として名乗るならば、
これらの実情を明らかにし、金輪際ギャラは無償にする事を約束しなければいけません。
それを拒むならば、
我々が24時間テレビの存在を認めるわけにはいかないのです。