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ストレイボウ
〜復讐と出世に全てを捧げた裏切り者〜

 

 

 

 

 

主要タイトル ライブ・ア・ライブ
プチ解説 アリシア姫を『スクウェア三大悪女』の1人にさせた元凶ともいえる人物。
憎悪に支配された結果、親友とその後の世界を闇に染めてしまった極悪人。

 

 

 

 

一定以上の評価を受けながらもマイナーゲームの地位に甘んじている『ライブ・ア・ライブ』という作品。

全盛期のスクウェアがスーパーファミコンソフトとして投入したこのゲームは、

色んな意味でプレイヤーを驚愕させた作品として今もひっそりと語り継がれています。

今回はその最大の驚愕をもたらした登場人物の1人、ストレイボウです。





彼は、中世の時代に勢力を持ったルクレチア王国に所属する魔法戦士

立ち位置では主人公であるオルステッドの仲間であり、後にとんでもない行動をする人物です。

彼は王国の武術大会にオルステッドと共に出場。

勝者には王国の妃であるアリシア姫との婚約を認められるという壮大なイベントでした。

ストレイボウは決勝戦にまで進出。相手は親友のオルステッド。

ここで彼は、「手加減したら許さないからな!」と真剣勝負を挑み、結果的には負けてしまいます。

親友との真剣勝負に敗北するストレイボウ。これが後の悲劇に繋がります。





オルステッドと婚約したアリシアは魔王にさらわれてしまいます。

ここで単身救出に行こうとしたオスルテッドに同行する形で、ストレイボウは仲間になります。

道中で、かつて魔王を倒した勇者ハッシュとその仲間であった僧侶ウラヌスを味方につけ、

4人は魔王山へと向かい、見事に魔王を撃破します。

しかしハッシュは、先ほど倒した敵は魔王ではないと発言。偽者だったことが判明します。

この発言に一同は驚愕。アリシアの行方もつかめない状況にありました。

ここで病魔に侵されていた勇者ハッシュが絶命してしまいます。

するとまもなく魔王山が崩れ始めます。巻き込まれれば助かりません。

慌てて部屋から脱出するメンバー。しかしストレイボウだけは落盤の影響で部屋に取り残されてしまいました。

オルステッド、ウラヌスの2人はストレイボウの安否を確認できないままルクレチア王国へ帰還。

姫の救出こそ叶いませんでしたが、魔王が偽者であった事実を明かし、その晩は城で過ごします。

ここで2人が寝ている寝室にある人物がやってきます。

落盤事故に巻き込まれたはずのストレイボウ・・・彼はオルステッドに幻覚を見せる魔法をかけ、部屋を出ます。

その幻覚によりオルステッドは、王様を魔王と間違え、王様を殺してしまいます。

英雄から王様殺しの極悪人へと身分を変えてしまったオルステッド。

そして更なる悲劇が待っています。






王国を追われ、単身魔王山へと再びやってきたオルステッドの前に、

今まで出現しなかった邪悪な魔物が立ちふさがります。それらを蹴散らす元英雄。

そして魔王山の隠し通路を発見し、その先でオルステッドが見たものは・・・。

死んだはずのストレイボウでした。







そしてこの場面で、ストレイボウはプレイヤーを驚愕させる事実を明かし、さらにその展開へと運びます。

ストレイボウは、魔王が待ち受けていた部屋の像に隠し通路があることを知ります。

しかしその事実を伏せ、アリシア救出を自分の手柄にしようとしたのです。

その為には、死亡したハッシュは別として、オルステッドとウラヌスを出し抜く必要がありました。

ストレイボウは魔術を使い、魔王山が崩れる演出を作り出します。

ストレイボウが部屋に取り残された際に扉が開かなかったのは、ストレイボウが魔法で扉を閉めたからです。

そしてストレイボウは一人でアリシアの元へと向かった・・・というわけです。

しかし、ストレイボウの望みはそれだけではありませんでした。

今まで自分はどんなに努力しても親友であるオルステッドに敵わなかった。

その悔しさと虚しさは、いつしか憎悪となりストレイボウの心を支配していきました。

「オルステッドさえいなければ・・・自分が一番でいられるのだ・・・。」

その気持ちにすっかり心を奪われてしまった彼は、今までの恨みを晴らす決意をしました。

オルステッドが寝ている最中に幻覚の魔法をかけ、王様を殺させたのは彼です。

オルステッドを絶望の底に叩きつけ、あわよくば亡き者にする。彼の抑えていた野心は爆発しました。

それらを全てオルステッドにぶちまけるストレイボウ。この時の彼は立派過ぎるほどに悪です。

そして今作最大の名言を吐き、プレイヤーを戦慄に誘います。





「今こそッ!てめえをブッたおしッ!!てめえの引き立て役だった過去に決別してやるッ!!」



「あの世で俺にわびつづけろオルステッドーーーーッ!!!!」





刃を交える両者。しかし結局はストレイボウは敗北し、最後までオルステッドを超える事はありませんでした。

裏切り者を討伐したオルステッド。そしてそこに現れたアリシア。

しかしこれで悲劇は終わりではなかったのです・・・。









このゲームにおいて悪名高い人物として挙げられているのは、救出対象であるアリシアです。

まぁ展開的にも内容的にも、彼女が悪名を背負ってしまった事実は認めざるを得ません。

しかし、そもそもな話。

アリシアを悪女にさせ、オルステッドを絶望させ、このゲームの驚愕の真実を創り上げたのは、
間違いなく今回取り上げたストレイボウです。


ストレイボウに触れていてもその悪役っぷりにまで切り込んでいるサイトは少ないため、

あまり注目されていない人物だと思ったので取り上げさせていただきました。

人間の心を支配した憎悪と焦燥感により、ストレイボウは悪の権化のようなキャラになったのですが、

彼の気持ちを汲み取るならば、どんなに努力しても上がいる以上は報われない。

常に貧乏くじを引く人生に望みを持てなかった・・・という感じでしょう。

だからと言って、武術大会前には『真剣勝負』と言いながら敗北してこのように蒸し返し、

アリシアへの諦めきれない気持ちゆえに親友の心だけでなく人生をズタズタにした行為は、

『悪』の名に相応しいと言えます。

ただし彼なしではライブ・ア・ライブを語ることはできないのも事実です。





さて、悲劇を中途半端にするのは筆者としても気持ち悪いことです。

次回の人物は、ストレイボウとアリシア、王国の掌返しにより、

人生をズタズタにされた中世編の主人公オルステッドとしましょう・・・。

 

 

 

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