コンバット越前
〜とにかく色々と香ばしい特殊部隊員〜

 

 

 

 

 

主要タイトル デスクリムゾン
プチ解説 伝説級クソゲーの主人公としてユーザーの人気を得た。
経歴にそぐわない声と性格は現在もネタとして使われる。

 

 

 

 

一般家庭にゲームという文化が浸透しておよそ25年あまり。

この期間に数多くの名作とクソゲーが生まれました。

特にネット内で有名となった伝説のクソゲーとしては、

技術力が乏しいままアイディアを詰めすぎた【たけしの挑戦状】、

笑って済ませないほどのゴミ評価を叩き付けられた【四八(仮)】、

エコールが満を持して投入した笑いと糞の産物である【デスクリムゾン】。

この3つが10年に1本の逸材として知られています。

とりわけデスクリムゾンは、

とにかく凄いクソにも関わらず、

笑いが込み上げてくるゲームという面で特に愛されています。

 

 

 

さて、そんなクソゲーの主人公であるコンバット越前。

彼はどんな人物なのでしょうか。

本名は越前康介(えちぜん こうすけ)という普通の名前です。

コンバット越前というのは特殊部隊におけるコードネームなのですが、

本名ばらしちゃってる時点で意味がありません。

1966年に生まれたので、ゲーム発売当時は30歳程度。

2010年現在では44歳のオッサンです。

 

 

さらにプロフィールを見ると、

 

 

冒険心旺盛な一匹狼(抑えているらしい)。

正義感および勇気は平均以上。

女性の扱いは苦手。

行き当たりばったりの人生を選ぶタイプ。

好きな食べ物は焼きビーフン。

 

 

という、

特殊部隊員なのにちょっと心配になりそうな中身です。

(とりわけ上の2つは微妙なところである。)

焼きビーフンはカレービーフンはダメで、

中華ビーフンしか認めないという

徹底したこだわりがあります。

 

 

これを顧みるにコンバット越前は特殊部隊という秘密組織に所属してるにもかかわらず、

コードネームで本名を暴露しつつ、

個人情報をそこそこ一般公開してしまう人物という事になります。

ぶっちゃけ秘密どころじゃありません。

 

 

 

冷静に考えれば、コンバット越前のプロフィールだけでは香ばしさはまだ弱いです。

本当の意味で香ばしいのはココからです。

まずゲーム冒頭で実写のオープニングムービーが流れます。

で、始まる前に越前の3DCGが出現します。

この越前の姿が妙に違和感爆発で、

隊員らしく背筋を伸ばして直立してる姿ではなく、

ハの字型に手を広げ、重心が片側に寄った格好をしています。

挙句の果てには、

デスクリムゾンと書かれたロゴが

越前の股間部分から飛び出してくるため、

この時点で爆笑指数はメーターを振り切ります。

 

 

で、いよいよ始まったオープニングムービー内では越前ともう1人の仲間が遺跡に逃げ込むシーンがあります。

ここは越前視点なので姿は確認できませんが、2人のセリフが聞こえてきます。

このムービー内においての香ばしいポイントとして、

 

 

「(敵が)上から来るぞ!」と言ったのに階段を昇る。

「なんだこの階段は!?」と言いながら階段を駆け下りる。

「せっかくだから」という理由で赤い扉を選んで開ける。

 

 

という、

天然なのかマジなのかそういう病気なのか分からない行動をします。

とりわけ3つ目は、

デスクリムゾンおよびコンバット越前を語る上では、

絶対に外せないネタです。

次の期末テストで出題されるので覚えておきましょう!

(※大嘘です。)

 

 

武器を取り扱う様は確かに特殊部隊の一員らしいです。

敵を目の前にしても動じないのもそれらしいです。

しかしその特徴を見事にぶち壊す人間離れした動きも絶妙なネタと言えましょう。

(自分の身長より遥かに高い場所から平然と降りたり浮いたりする。)

 

 

 

コンバット越前という人物の本質は、

屈強な特殊部隊員ではなく、

笑いとユーモアを絶妙なバランスで持ち合わせたある種のエンターティナーといえます。

動画がアップされてるようなので探してみると良いでしょう。

この人物は、

文章という世界では表現しきれない何かがあるのです。

 

 

 

 

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