どせいさん
〜姿に似合わない超技術力の持ち主〜

 

 

 

 

 

主要タイトル MOTHER2
MOTHER1+2
MOTHER3
プチ解説 鼻が長く一本の毛にリボンがある1頭身キャラ。
独創的なデザインとセリフが人気を呼んだ。

 

 

 

 

糸井重里氏がプロデュースした作品といえばMOTHERシリーズ。

2010年現在は3まで登場しており、

特に2の人気はシリーズ中最高ともいえるほどでした。

この2が出た当初、僕は確か4歳くらいだったのではないかと思いますが、

SMAPの木村拓哉さんが出演するCMが今でも記憶に残っています。

 

 

さて、そんなMOTHERの人気キャラとして君臨したのが『どせいさん』です。

このキャラは2の中盤あたりで登場する民族の1つなのですが、

とにかくその風貌とセリフの独創性が半端じゃないのです。

まず外見は、肌色の丸っこい身体に、

長めの鼻、猫のようなヒゲ、太い眉毛があって頭髪が一本だけ。

そして赤いリボンを身に付けています。

で、なんとこのキャラは1頭身しかなく、

身体(頭部)に足が生えていて手は存在しません。

見た目からしてとても斬新なデザインをしていますが、

見れば分かるほどの愛くるしさがあります。

 

 

そしてどせいさんだけが暮らす村としてサターンバレーという場所が存在し、

多くのどせいさんが住んでいます。

この時点でどせいさんは、一種の民族または部族だと思われます。

見た目が全く一緒なので、性別が無いと思われそうですが、

自分を女性だと主張するどせいさんも居るので、性別は一応あるそうです。

 

 

そして最大の特徴はその喋り方と表示されるフォント。

まず口調は普通の人間とは一線を画したものです。

まぁMOTHETRの世界の人間は、

たいてい言葉遣いや言動が現実離れしてるのですが、

どせいさんはその風貌とのギャップがあまり無い貴重な存在です。

口癖は「ぽえ〜ん」という

一般人が辞典を引いても理解不能な言葉を放ったりします。

 

 

2の話で恐縮ですが、

宿屋(ホテル)を営むどせいさんに話しかけると、

「とまれるよ〜ん」

「そうかよ〜ん」

となります。筆者であるハルジオンさんはこのセリフだけで萌え萌えです。

道具屋(デパート)を営むどせいさんの1人は話しかけた後に

できるます。うったりかったりどせいさんです。」

と言葉を発します。

上記2つの例だけでも彼らが如何に素敵な存在かが分かるかと思います。

 

 

そして彼らが放つセリフが表示される時のフォントが凄い。

このフォントで字は読めるのですが、

大きさがまばらで、尚且つ字が思いきり崩れているという斬新なものでした。

このフォントデザインは糸井重里氏の愛娘さんが書いたものを、

ほぼそのまま活用したという話があります。

かなり大胆な事をしたなと思いますが、

これがどせいさんのキャラを更に引き立てる要因になっているともいえます。

 

 

彼らの驚くべき実態はこれだけに止まりません。

どせい族(勝手に命名)は先端技術部族という設定があります。

2においてはアンドーナッツ博士という人物と共に、

タイムマシーンを開発・製作するという大業を成しており、

2号機完成後、あっという間に3号を作ってしまったとされています。

3においても、マシーンの製作・改良に着手しているそうです。

彼らの技術力の高さは目を見張るものがありますが、

そもそもな話。

どせいさんには手がありません。

どうやってそんな技術の高さを生かしているのかは一切謎のままで、

恐らくはアンドーナッツ博士が目を離した隙に作ってしまったので、

誰もどせいさんが作業している現場を見てない可能性があります。

 

 

さて、どせいさんは2010年現在においても人気が衰えない長寿キャラです。

MOTHERを触った人なら絶対に覚えているあの姿。

そして独特の口調にフォント。

設定は知らなくとも、どせいさんの魅力は十分と言えます。

彼らは大乱闘スマッシュブラザーズDXと続編のXにアイテムとして登場。

さらに星のカービィウルトラスーパーデラックスにおいて、

ミニゲームの1つである洞窟大作戦のお宝アイテムとしてゲスト出演しており、

今なお任天堂から大切に扱われている事が分かります。

まぁスマブラに関しては、

投げるアイテムとしての出演が大切にされてるとも言えない気がしますが。

 

 

固定ファンが根強いキャラクターは数多く存在しますが、

初登場から20年が経過しようとしてる中で、

脇役ながらも人気を維持し続けているどせいさん。

彼らが華々しく登場する次回作はいつか発売される…でしょうか?

 

 

 

 

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