シミュレーション論 |
ハルジオン:うぃっす!やっとこさ第9回の座談会になりましたよん!
アクアン:コレに重点置き過ぎじゃね? まぁ良いけどさ。
ハルジオン:だってさ。俺らってゲームについて語る事多いしさー。
アクアン:録音してテキスト化するから労力もたいして必要じゃないし。
ハルジオン:俺の挑戦なんか1つ書き上げるのに最低でも2時間以上かかるんだぞ?
アクアン:俺知らない。だって協力者って立場だし。
ハルジオン:・・・そういえば前にお前に委託したコラムはどれくらいで書き上げたんだ?
アクアン:えっと・・・。確か累計8時間くらいか。・・・あ、スマン。そんな顔するなって。
ハルジオンの執筆する苦労をあまり気にしていないアクアンに対して不信感を抱くハルジオン。
いよいよ残すところ2回に迫った座談会のテーマは『シミュレーションゲーム』についてです。
ハルジオン:そういえばお前は経営シミュレーションに手を出した事ってあるんだっけ?
アクアン:手を出した事も何も、A列車とかシムシティとかはやってたぞ。
ハルジオン:ほ〜良かった。だいたいの友人とはこういうジャンルで話が合わないもんでな。
アクアン:RPGとかアクションゲーム主流の国だから仕方ないさ。俺らが希少な存在なのかもしれん。
ハルジオン:友人に話すと、「お前、そんなんやってて楽しいの?」とか言われるもん。
アクアン:俺の友人も似たようなことを言ってたなぁ。「この引き篭もりめ!」ってな。
ハルジオン:あんまり楽しいイメージが無いからお前と俺は違うみたいな偏見があったりするんだよねぇ。
アクアン:でもアレははまるとヤバイぞ。人生の限られた時間を結構持っていかれる。
ハルジオン:想像力とか高めるのには良いと思うが。考える事が楽しいのならこの手のジャンルははまれる。
ハルジオン:シミュレーションは戦略系とか経営系とか恋愛系とか色々区別されるわけだが。
アクアン:どうも俺の周辺の奴は、『シミュレーション=恋愛ゲーム』と思い込んでるのが多い。
ハルジオン:分かる。俺が好きなのはシミュレーションゲームだと主張したら変な顔された事があるしな。
アクアン:戦略系はオッサンがやる。恋愛系は毒男がやる。経営系は引き篭もりがやるみたいな・・・。
ハルジオン:そういう偏見は最低限あって欲しくない。まぁ現代においてはあまり無いかもしれないけども。
アクアン:三国志や信長の野望は世界観が歴史だし古臭いイメージがあるっぽい。
ハルジオン:そう思うのがダメなんだよ。あの手は歴史好きになる起点にもなるし自分で歴史を変える楽しさがある。
アクアン:俺は信長の野望で戦国時代が好きになったからな。三国志はあの国が好きじゃないからあんましだが。
ハルジオン:それも偏見だがな・・・。三国志では必ずと言っていいほど曹操でやるな。超好きだし。
アクアン:強い勢力でやるのはどうもなぁ。信長の野望ではあえて『龍造寺家』でやってた。
ハルジオン:三国志で言えば・・・袁術とかその辺か?
アクアン:いや、孔融あたりじゃね? 知らんけど。
ハルジオン:相方がいるお前に聞くのもアレだが、恋愛系はやったことあんの?
アクアン:実は無い。むしろそういうのに興味が沸かなかったんだよ。
ハルジオン:あ〜俺もやった事無いんだよな。画面の向こうの女の子と仲良くなってもさぁ・・・。
アクアン:小学生の頃とか、女友達いたし中学生でもいたことはいたしな。
ハルジオン:それに、ときメモとかだと画面の中の女の子が妙なくらい可愛くされてるからどうもな。
アクアン:小さい頃から現実的な人だったんだな君は。
ハルジオン:ただ、そういう事を省いてやってみたら面白いぞと勧められた事はあるんだ。
アクアン:戦略系に入るか分からないけど、サクラ大戦は面白いらしい。アレは泣いたとか言われた。
ハルジオン:俺は2009年現在、彼女もいないから今更だけど手を出してみようかなぁ。
アクアン:勝手にすれば良い。現実の女の子に興味が沸かなくなっても知らんが(笑)
ハルジオン:経営系に関しては俺もお前も語る事は多そうだ。
アクアン:画面の中で自分が作り上げたものが生きているなんて、オラワクワクしてきたぞ!
ハルジオン:この手のものは、財政という縛りがあるからこそ良い。計画的に開発と経営が出来るのが楽しいからな。
アクアン:制限無くやっちゃうとすぐに仕上がるから飽きちゃうんだよなぁ。計画するのが楽しみの一つだ。
ハルジオン:シムシティ2000やってた頃は小学生か。授業中にノートに開発プランを書いたりして楽しんでた。
アクアン:傍から見れば「お前なにしてんの?」とか思われそうだな。
ハルジオン:無論、思われてたらしい。そもそも話が合わなかったから自分だけで計画するしかなかった。
アクアン:俺は2・3人いたから、そいつらと「どこに公共施設を建てたら景観も良いだろうか」とか語り合ったな。
ハルジオン:羨ましいな〜。大人になるとどうしても効率性を重視するけど、昔は見て楽しい事を第一にしてたな。
アクアン:A列車もテーマパークもそうだな。コンビニはほとんどそんなの考えられないけど。
ハルジオン:経営系は考える事が本当に多い存在だと思うんだが。
アクアン:総じて見ればそうかもな。戦略系もそうだが。ただ、アクションとかRPGもそうじゃない?
ハルジオン:俺はRPGに関してはダンジョンとかでどっちに行こうかとかしか考えないけどな。
アクアン:パラメーターの配分も考えないのか貴様は。
ハルジオン:昔からバランス重視だから。パワプロもそう。だから勝てないし詰む事も多い。
アクアン:特化させないとだめだぞ。信長の野望で言えば内政官だけで攻城戦するようなもんだぞ。
ハルジオン:A列車で言えば、使える車両はなんとしても全て使いたいみたいなね。利益無視で。
アクアン:当然ありだろうけど、それはある程度完成形に達してないとな。
ハルジオン:シムシティでは海が無いのに脱塩処理施設作ったりするからな。本当に無駄なこともする。
アクアン:それもまた楽しみ方の一つってやつか。俺もわざと使えない武将を単騎駆けさせたりするし。
ハルジオン:どうせ裏切る呂布を単騎突入させて捕まえさせて処断させる事もあった。心が痛むけどな〜。
アクアン:テーマパークは純粋に面白い。下手すりゃ外に遊びに行くより有意義な気分になる。
ハルジオン:それは危ない人だ。俺もだけど。
アクアン:ジェットコースターの設計とかでよく考えたな〜。無駄に長くして実際に乗ったら失神するようなのとか。
ハルジオン:確かPS2でジェットコースター設計できるやつあるな。アレは動画で見たがヤバイくらい楽しそうだ。
アクアン:そういうシミュレーションゲームは感性の育成になりそうだけどな。
ハルジオン:まぁ純粋に考えれば無駄に入るけどな。娯楽としては素晴らしいジャンルであると思う。
アクアン:テーマパークでは観覧車しかない遊園地を作ってすぐに破産させた事がある。
ハルジオン:敷地の最奥にコーヒーカップだけ作ってそこまで行く来場者を観察してたなぁ。飽きたけど。
アクアン:開発者が意図して無い遊び方をするのもゲームの醍醐味だ。これはどのジャンルにも言えるけどね。
ハルジオン:経営系はココ最近はやらなくなったな。好きだけど時間がたっぷり無いと楽しめないし。
アクアン:RPGとかシミュは区切りが分からなくなるからな。時間を忘れてやっちまう。
ハルジオン:下手にはまったら外に出れなくなる。つまり極論を言えば廃人になる可能性だってあると。
アクアン:本当に極論だけどな。ネットゲームとかは廃人を生み出すために作られたようなもんだって聞くし。
ハルジオン:ネットゲームは別格だろ。プレイ時間を全て労働時間に換算すればどんだけ稼げることか。
アクアン:痛いニュースで見た限りでは、『それが人生の全て』という人もいるくらいだって言うしね。
ハルジオン:もしもデータが消えたらどうするんだろうか。俺はシムシティ2000で絶望したことあるけど。
アクアン:その比じゃない。例えるなら生きたまま火葬して欲しくなるレベルだろ。
ハルジオン:ははぁ。そういえばお前から借りたA列車のデータがどっかに行っちゃったんだけど・・・。
アクアン:ええええええええええええええええええええええええ!!!
※A列車のデータは後日、紛失したと思われたメモリーカードから発見されました。
データもカードも無事だったので責めないで下さい。