俺の料理行進曲

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルジオン:トレビア〜ン!やぁ君たち。僕がハルジオンですよ。

アクアン:で、オレがアクアンです。言っておきますけど今日も素面です。

ハルジオン:タイトルで『このゲームの話か!』と感づいた人は友達になりましょうね!

アクアン:ぶっちゃけオレにとってどうでも良い話になるようだがな。

ハルジオン:ええやん。ゲーム機も偏り気味だったし今回は90年代を代表するゲーム機の1つに焦点を当てようぜ。

アクアン:って事は今回はプレステか。セガサターンも良いが、そんな知ってるわけじゃないしな。

ハルジオン:セガサターンの場合は、デスクリムゾンを語る事になる。

アクアン:セガが作ったわけじゃないんだがな。

 

 

 

常にラリッてるような前フリをする2人。そろそろ慣れてくださいね。

そんな今回はプレイステーションソフト『俺の料理』についてです。ハルジオンが嬉々として語ります。

 

 

ハルジオン:アーカイブス配信もしてるらしいから認知度は少しは上がってるはずなんだ。

アクアン:いや、そうでもないだろ。

ハルジオン:どーしてよ。

アクアン:お前、どれだけの量のソフトが配信されてると思ってるんだ。

ハルジオン:さぁ。

アクアン:詳しくはオレも知らんが、クソも神も配信されまくってるから目に付きにくいのは当然だろ?

ハルジオン:最もな意見だが、俺としてはどうしてもこのゲームの楽しさを多くの人に味わって欲しいのだ。

アクアン:お前ほどやりまくってても面白いと思うのはめでたいな。しかしオレはお前のせいで楽しめない。

ハルジオン:去年だっけな。お前をフルボッコして笑ってたの。まぁ相手が悪かったと思え。

 

 

 

 

ハルジオン:基本的にヒット作ではないのが俺の料理であるのだが。

アクアン:前にも言ったと思うが、ヒット=面白いとは言い切れないからな。

ハルジオン:そもそも出荷本数は少なかったんじゃないか? あまり在庫も出回ってないしな。

アクアン:その希少なソフトをお前はどうして知ってるのかね。

ハルジオン:その昔、『GAME WAVE』という番組があってだな。

アクアン:あぁ、伊○院の出てたやつね。あとコロコロ変わるアシスタントとアンタッ○ャブル。

ハルジオン:お!お前知ってたの!?

アクアン:あの番組のせいで受験勉強もその時間帯だけやった事が無かったくらいだ。見てたに決まってる。

ハルジオン:それで特集というか紹介が組まれててな。見ただけで面白そうだと感じたわけさ。

アクアン:ほう。すぐに購入したのか?

ハルジオン:当時はまだ収入も無かったし他に欲しいソフトもあったからスルーしてた。2002年にやっと中古で買えた。

アクアン:まぁ優先順位はあるもんだ。ソニーもハルジオンのような人が居るなんて想定してなかっただろうな。

 

 

 

ハルジオン:ゲームについてだが説明いる?

アクアン:いらん。というか特集ページで見てもらえば良いだろ。

ハルジオン:うむ、確かに。とりあえず画期的だったのが両スティックを使うというところか。

アクアン:あぁ、あまり類を見ないゲームではある。

ハルジオン:過去に俺の料理布教活動をした事があるが、食い付きはイマイチなんだ。

アクアン:ネームバリューが無いしマイナーゲームの中にある。得体の知れないソフトをやろうなんてあまりしないだろ。

ハルジオン:この歳になるとそうでもないがな。

アクアン:それは俺たちが最近のゲームを蔑んでいる結果だろ。次世代ゲーム機買う金が無いからってのもあるけど。

ハルジオン:いやいやいやいや、やっぱ古いゲームに魅力はある。切手コレクションのようなものだ。

アクアン:このゲームは99年発売だからもうレトロの域に入るのか。移り変わる世の中だから致し方ないが。

 

 

 

ハルジオン:このゲームは楽しいが不満点もそれなりにある。

アクアン:このゲームを人生のベスト10に入れてるお前が不満を漏らす・・・だと?

ハルジオン:現状のクソゲー界を基準にしてしまえばポケモン金銀とかなんか不満要素だらけだぞ?

アクアン:まぁこの世に完全無欠のゲームなんてあるとは思わないが、その不満点とは?

ハルジオン:対人戦が盛り上がりにかけるんだよ。メーターは上がりやすいし下がりやすいからすぐ終わる。

アクアン:特にお前なんか初心者殺しに定評があるからな。オレがお前とやったときなんか30秒で死んだぞ。

ハルジオン:それが問題なんだよ。対戦のバランスが悪いから上手い下手であっけなく終了するのは流石にな。

アクアン:桃鉄みたいに一発逆転の要素が欲しいと?

ハルジオン:それを盛り込むにはもう少し対戦自体が長くなるような工夫が必要だ。必殺技の概念もあれば良い。

アクアン:世間の猛者は戦況を覆せない戦術を編み出しそうだから意味が無い気もするんだが・・・。

 

 

 

 

ハルジオン:そしてコンピューターの調理が堅実すぎる。オレみたいに手を抜いて邪魔しまくる嫌らしさも欲しい。

アクアン:完全にやり込んだ目線で文句言ってるな・・・。

ハルジオン:要するにだ。コンピューター戦ではパターンが決まればあっけない対戦になるのだ。メリハリが無いんだよ。

アクアン:たま〜にくる不意打ちみたいなギミックが欲しいという事だな?

ハルジオン:そうだ。難易度設定がもう少しあればいい。難しい難易度でそういった対決が出来ると嬉しいのだ。

アクアン:グルメモードがあるじゃないか。

ハルジオン:ふざけるな!あのモードの変なシビアさは逆にバランス崩壊もいいところだぞ。

アクアン:この前お前のグルメモードを見せてもらったが、あれは確かに笑ってしまった。

ハルジオン:先に攻撃した方が9割以上勝てるんだからな。もちろんグルメだから丁寧に作ったらの話だが。

アクアン:手抜きした瞬間に一撃で終わるからな。確かにバランスもクソも無い。

ハルジオン:もちろん相手も同じタイミングで邪魔してくるなら話は別だが、大概は最初の攻撃で決まるのはな・・・。

 

 

 

アクアン:さっきから文句ばかりだがこのゲームの良さをプッシュしないと布教できないぞ?

ハルジオン:そこなんだが、このゲームは口(文)で説明したところで伝わらないんだよ。

アクアン:要するに、実際にプレイしてみろと?

ハルジオン:むしろそうだ。はまる人はとことんはまれる。もちろんそうじゃない人も居るだろうが。

アクアン:触って初めて分かるゲームの本質というやつか。

ハルジオン:こういった手段を用いるのは大方クソゲーなんだがな。『星を見るひと』とか『コンボイの謎』とか。

アクアン:あぁ、あれは確かに触った方がすぐに分かるな。

ハルジオン:「んなわけないだろw」と言った友人にコンボイをプレイさせたら2分足らずでマジギレしやがったからな。

アクアン:それと同格にこのゲームを並べるわけじゃないが、やはりプレイした方が魅力も分かりやすいかな。

ハルジオン:両方のスティックを巧みに操るなんて無双でもしないことだ。コレは脳に刺激を感じたらはまれるはずだ。

アクアン:んな事言って大丈夫か?オレは保証しないぞ?

ハルジオン:まぁ口約束みたいなもんだ。つまらなかったとしても責任は俺にない。安いなら狙って良いと言っておく。

アクアン:急に弱気になりやがって。

ハルジオン:意外とニ○動でこのゲームの動画が人気あったのには驚いたからな。同志が多くて嬉しかったよ。

アクアン:とりあえずこのゲームをやるなら、お前じゃない人と対戦したいところだ。

 

 

 

 

ハルジオン:ふ〜。今回もそれなりに喋ったな。

アクアン:お前、今回饒舌すぎだ。30分も経過してるじゃねぇか。

ハルジオン:もちろんアップする時はカットするから大丈夫だ。オレはそれだけこのゲームを支持してるわけであって。

アクアン:プレステの中でも1・2を争うほどなんだろ?

ハルジオン:俺の中では『俺の料理』か『新テーマパーク』かで葛藤が起きている。

アクアン:どっちも人を選びそうだな・・・。

ハルジオン:とりあえずオレが皆に伝えたい言葉を最後に言おうじゃないか。

アクアン:では、シメの言葉をお願いします。

ハルジオン:やる時は十分な体力が残ってる時にしよう。メッチャ疲れるぞこのゲーム!

アクアン:・・・お前さ。もう少しプッシュできる言葉を選べないのか?

 

 

 

 

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