すごいぞファミコンADVゲーム!

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルジオン:さて、アクアン君。今日君を呼びつけたのは他でもない。新しい企画のための話し合いだ。

アクアン:とか言って、またくだらない事で終わるんじゃないのか? 手帳で叩きあうとか。

ハルジオン:まぁ、それもあるわけだが互いがゲーム好きという接点を生かした企画の為の話がメインじゃ。

アクアン:その企画ってのは・・・この目の前にある企画書のやつか?

ハルジオン:その通り。君と僕でゲームを語るという第三者的にはどうでも良い企画だ。

アクアン:最近ネタ切れ気味だな。ま、試しにやってみるのも良いかもしれんから付き合うわ。

 

 

 

こうして開幕した小部屋の座談会。

今回のテーマはファミコンで発売されているアドベンチャーゲームについて。

 

 

ハルジオン:そもそも俺はアドベンチャーゲームが好きじゃない!

アクアン:じゃあ話す必要も何も無いだろ。

ハルジオン:だがな。やってないわけではない。ただ単純に魅力を感じてないだけだ。

アクアン:魅力ねぇ。マルチエンディング形式のやつが多いし、謎解きとか結構良いと思うんだがなぁ。

ハルジオン:特にバイオとかメタルギアとか。メジャータイトルで面白いそうだが如何せん俺は死ぬのが嫌いでな!

アクアン:いばるなよ。それは貴様が下手糞なだけであって面白いに変わりはないんだぜ?

ハルジオン:そんな俺にも出来なくも無いアドベンチャーがファミコンにあったのさ。

アクアン:ほう。

 

 

ハルジオン:そこでアクアン君。君は『かぐや姫伝説』というファミコンゲームを知ってるかね?

アクアン:???(゚Д゚ )???

ハルジオン:まぁマイナー過ぎるタイトルだから無理もない。俺だって家にたまたまあったから知ってるだけだし。

アクアン:お前のお姉さまか誰かが持ってたってことか。

ハルジオン:うむ。どういうわけかそのゲームがあった。どうして買ったのかは謎のままなんだが。

アクアン:それってアドベンチャー?

ハルジオン:探偵物みたいにコマンド選択式でゲームを進めるという手のものだ。

アクアン:コマンド選択式で俺が一番最初に浮かんだのはさんまの名探偵だがそんな感じ?

ハルジオン:まぁ内容と質以外は一緒だと思ってくれて良いかもしれない。これは凄いぞ。

アクアン:ほ〜。

ハルジオン:まずかぐや姫に会えなくてゲームオーバーになる。

アクアン:(爆笑)

ハルジオン:つい最近ファミコンを引っ張り出してやってみたんだが、初見殺しに近いものがある。

アクアン:(画面を見ながら)体力とかもあるな。・・・ん?この森が最初の場所か?

ハルジオン:そうだ。さぁアクアン君この画面のどこかからアイテムを見つけたまえ。

アクアン:よし。じゃあこの標識を・・・。

ハルジオン:そいつは引っこ抜けない!どっかを見るコマンドで調べないとダメなんだよ。

アクアン:・・・あ!右の木からリンゴが!!!

ハルジオン:ちなみにコレが無いと確実にオシマイルートになるっぽいんだ。

アクアン:こんなの気付かねぇよ!!!!!!

ハルジオン:これを洞窟で倒れている女の子に食べさせてお礼を貰うんだが、こっちのコマンドでも起こす事はできる。

アクアン:キスをする・・・。何この斬新なコマンド。

ハルジオン:キスゲーかと疑ったが実際はそうだったりする。その下には裸を見せるとかあるし。

アクアン:開発者は結構病んでたんだろうな。

ハルジオン:病んでたなら致し方ないが、素で作ったのなら隔離病棟にぶち込みたくなる。

アクアン:設定としてはかぐや姫の願いを聞いてあげるというものか。

ハルジオン:設定もそこそこ香ばしい。お寺の尼さんが暴走族だったり美女が女装したおっさんだったり・・・。

アクアン:しかもアレだな。かぐや姫・・・可愛くないな。

ハルジオン:そこは言ってあげるな。現代の画力と比較する事自体が愚の骨頂だぞ。・・・まぁ可愛くないよな。

 

 

 

 

 

ハルジオン:さてアクアン君よ。さっきから僕ばかり話してたわけだが君がチョイスするADVは無いのかね。

アクアン:まぁ有名どころならイチオシがある。

ハルジオン:そのタイトルは?

アクアン:世に名高い名作『シャドウゲイト』

ハルジオン:・・・!!!(゚Д゚ )

 

 

 

アクアン:そんな表情するなよ。

ハルジオン:名作は名作でも、『名クソゲー』だろ。

アクアン:だからこそイチオシなんだろ。コレはまぁ・・・クソゲーというか理不尽ギャグゲーだよな。

ハルジオン:バカゲーに近いものもある。主人公が勇者なのにヘタレセリフ吐いたり。

アクアン:このゲームの最大の美点は自殺が可能というところだな。

ハルジオン:セルフコマンドの用途があまり分かんない。諦めた時に使うって感じだもんな。

アクアン:ゲームオーバー画面の死神さんに何度出張してもらった事か。

ハルジオン:俺は動画でしか見てないんだが、コレは初見クリア不可能だろ。

アクアン:まず鍵を見つけるのに時間かかりそうだな。

ハルジオン:流石はクソゲーの老舗が作ったゲームだ。クソながらも完成度の点では素晴らしい。

アクアン:ギミックは多いしデストラップも豊富。やりがいはあるタイプだが如何せん理不尽すぎる。

ハルジオン:ヒントだってほぼ無いし、使い時だろってアイテムが実は罠だったりするからなぁ。

アクアン:たいまつ消えたら即死とか馬鹿すぎる!

ハルジオン:まぁいざとなったら勇敢な人もあ〜なっちゃうんじゃね?

アクアン:それでもゲームという世界においてはキャラを守って欲しいと思うんだが異端か?

ハルジオン:まぁ製作も発売も場所が場所だからなぁ。

アクアン:たけしの挑戦状も理不尽だが、面白さの点では若干たけしが勝ってるんだよな。

ハルジオン:2007年クソゲーオブザイヤー大賞のヨンパチとどっちが凄いのか。

アクアン:おそらくバグが無いシャドウゲイトがマシという判断だろう。

ハルジオン:・・・(´Д`;)

 

 

 

 

ハルジオン:そろそろお開きの時間だが。

アクアン:何か好き勝手喋ってるだけだがこんなんで良いのか?

ハルジオン:思い出話ついでにゲームを語るんだから問題ない。

アクアン:とにかくシャドウゲイトは凄いので1度触っておく事をオススメします。

ハルジオン:かぐや姫伝説は30円でワゴンセールしてるなら買っても損はしないです。得もしませんが。

アクアン:あら。さらりと酷い事を言うねアンタ。

ハルジオン:まぁ本音ですから。

アクアン:ではハルジオン。次回あるのか?

ハルジオン:次回はお互いが「しばらく止めとこう」と絶賛したあのゲームについて語り合うぞ。

アクアン:またしんどいゲームな予感・・・。

 

 

 

 

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