任天堂のマスコットキャラクターであるマリオ。そのレースゲームをご存知でしょう。

２００８年現在ではWiiからも発売され、王道を邁進する勢いですが、

実際ハルジオンさんが遊んだ事があるのは５作品あるなかで３作品。

しかも一番やりこんだのは初代となるスーパーファミコン版です。

歴代で言えば、マリオカート６４が傑作の中に名を残してるようですが、

ハルジオンさんはニンテンドー６４を不所持で、

しかもバスとか走ってるコースで延々と轢かれ続けるというトラウマがあり

ほぼやってない状態なんです。

３作目のアドバンスに関しては、値段が下がらない事を理由に買いませんでした。

さぁ、そんなことはどうでもよろしい。

今回特集するのはこのマリオカートにて進行を務めるジュゲムです。

ジュゲムといえば、初代マリオブラザーズにてトゲゾーを上空から投げつける敵として

一世を風靡した存在ですが、このゲームではいくつかの仕事を受け持っています。

スタートの合図を出す。

逆走を注意する。

ゴールを合図する。

何週目かを合図する。

落ちたキャラを吊り上げる。

という感じです。よく働く存在ですが何故このゲームにおいて最強説を唱えるのかというと

理由は大きく分けて２つあります。

１つは、唯一の倒せない存在だからです。

まず、コースに存在するお邪魔キャラ。

有名なのはドッスン・チョロプー・パックンフラワーあたりでしょう。

コイツらは基本的にコースで獲得できるアイテムを使えば簡単に撃退できます。

チョロプーに関してはまとわり付かれても、ジャンプを連打する事で

『バピョ〜ン』という音と共に撃滅できます。

こう聴こえるのは恐らく俺だけなので気にしないでください。

さぁ話が逸れましたがジュゲムはこういったアイテムを使っての撃退は出来ません。

そもそもお邪魔キャラではないと言えばそれまでですが、

レースに参加してる奴らですら、アイテム攻撃で妨害可能なんですから

コイツが最強であるという結論は否定できるものではないでしょう。

そしてもう１つは、吊り上げる仕事の時に確認できます。

コースから逸れて落ちてしまった、またはコースの範囲外に行ってしまった時に

ジュゲムは参加者をコースに戻してくれます。

しかしココで仕事という名目でしょう。無料というわけにはいかないのでしょう。

しっかりコインを持ち去っていきます。

枚数からして２枚は持ち去っていく事を確認しました。

コースに復帰させる手間賃をしっかり徴収してるわけです。

しかもこれは問答無用です。ペナルティーとして考えるのが妥当なのでしょう。

ところがコレだけが根拠ではなく、

上司であるクッパからもしっかり徴収してるというのがミソです。

ジュゲム「あ、大魔王様！手間賃戴いていきやす！」

クッパ「ウガー！！！」

どうやらココには理屈も屁理屈も通用しないルールがあるようです。

フェアプレーを重んじるのは良いですが、レース後にぶっ飛ばされそうですね。

しかしジュゲムにも弱点というか文句を言えない事もあるようで、

無一文状態で吊り上げられた時、コインを徴収できないのです。

せっかく仕事としてやってるのに、無一文の奴からは金を取れない。

やりきれないジュゲムの心情が伺えます。

心なしか、この時のジュゲムの表情は悲しげです。

どうせなら代わりのものを没収して、コインを溜めたら返却するとかした方が良いんじゃないでしょうか。

例えばマリオなら髭を一時的に没収するとトレードマークを失うわけですから

誰なのかわかりません。

ドンキーコングJr.ならば、上着を没収すると良いです。

着てても着てなくても全く違和感ありません。

ヨッシーなら、ず〜っと出しっぱなしの長い舌を没収するとGood！

とりあえずうっとおしさは消えてスッキリします。

クッパであれば、甲羅や角などでは全然こう納得しきれない部分があるので、

大魔王の地位剥奪とかで良いでしょう。

僕がクッパならレースどころじゃありませんけども。

しかしその光景を想像すると

ただのシュールなコミカルレースになってしまうのでやはりダメでしょうか。

レース中に返しに来るのもアレですし。

しかし撃退できない。現金徴収が出来るという特権をフル活用してる

ジュゲムはこのゲーム内においては最強だと思います。

こういった視点からゲームを眺めるのもどうでしょうか。

次回のコラムもお楽しみに！

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