今後は挨拶を手短に!ハルジオンです。
年月を経るたび、もうボキャブラリーの欠片も無くなってきている気がしなくもないわぃ。
さてさて、前回に引き続きコミックス第30巻。今回は『野生ペット小屋』というお話です。
予め言っておくと、今回はなかなか良いお話です。感動はしませんけど、ボケ倒しではありません。
なので、三行解説も省略です。
なにが『なので』なんだよ>筆者。
場面は空き地。のび太・しずちゃん・ジャイアン・スネ夫の4人がペットの話をしています。
しずちゃんのペットはカナリヤのピー子ちゃん。
ピー子ちゃんが騒いでいるのを不審に思ったので部屋を調べたら、ストーブのガス管が外れていたらしいです。
つまり、「危険だから何とかしないと危ないよ」と知らせてくれたそうです。賢い!
ジャイアンのペットは犬のムク。
剛田家領内に泥棒が入った際に、撃退したことがあるそうです。強い!
スネ夫のペットはシャムネコのアンナ。
ママが無くしたと思っていた1千万円のダイヤを捜索して見つけてきたそうです。名探偵!
のび太のペットは狸ロボットのドラえもん。
必死で泣き付けば、どんな状況でも道具を使って助けてくれるそうです。便利!
ごめん、今は反省してるからそんな目で見ないで(´・ω・`)
ということで、各自のペット自慢がありました。もちろん、のび太だけ仲間はずれです。
この時、ペットが可愛いという結論と共に、ジャイアンが「可愛がっていれば必ず応えてくれるもんな」と発言しています。
あれ?ジャイアンって確か、ムクをバットでぶん殴ったことなかったっけ?
・・・まぁいいか。
とぼとぼ、話に入れなかったのび太さんが帰宅。動物を飼いたい・・・という希望を口に出しますが。
「僕も動物を飼って、ガス中毒になりかかって、泥棒に入りかけられたい。」
(原文ほぼママ)
病んでるなお前・・・>のび太。
何もペットを飼うことに、そんなデンジャラスな条件は必要ないんだぜ?
さらに病んでいるせいか、どうせ飼うならライオンとか象が良いとまで言い出す始末。
ドラえもんも「無茶苦茶言うな。」とメンヘラのび太にお困りです。
ちなみに野比家にペットがいない最大の理由は、ママが動物嫌いだからです。
経済難ってのもありますね。毎度毎度ママが家計簿見ながらキレてるっぽいし。
このような原因があって、野比家ではペット禁止令が公布されているのかもしれません。
ドラえもんはペット扱いではなく、家族扱いなので除外です。猫に見えないし・・・。
ですが、そんな厳しい状況であってものび太はペットを飼ってみたいのです。
ドラえもんは、事情が事情だけに諦めろと言っています・・・。
「ドラえもんなら何とかできると思うんだ。ただのロボットじゃないんだから。」
と、ドラえもんを説得するのび太。
「ま、そうまでいうなら・・・。」
と、褒められたと思って何とかしようとするドラえもん。
うん、褒めてないと思うよ。筆者が見る限りは。
そこで取り出したる道具は『野生ペット小屋』という家の形をしたボックス(門?)。
小屋のスイッチを入れると、ゲートの先にはサバンナが出現。
どうやらアフリカのどこかに繋がったようです。
のび太が「どこでもドア?」と聞くと、ドラえもんは「似てるけどちょっと違う」と答えます。
まんまどこでもドアです。本当にありがとうございました。
・・・そして直後にライオンと視線が合う2人。襲い掛かるライオン。部屋に逃げ戻る2人。
やっぱりライオンは飼えないですわね。餌にも困るし。
というわけで本格的にペットとして飼う動物をスイッチ切り替えながら捜索開始です。
まずキリンを発見。しかし小屋からは足元しか見えません。
キリンと言えば首が長くて大きいですから、ペットとして飼うには適しません。
そういえば、宝くじのCMで某マヨネーズアイドルがキリンを飼っていましたが、
それとこれとは話が別です。あしからず。
あまりにも大きいのでのび太も気に入らなかったようです。
次にカバを発見。水辺に生息しているカバを見てのび太は、
「かっこ悪い。」と一蹴します。
テメェ、カバ先輩なめんなよ!(゚Д゚)
カバと言えば見た目が大人しそうですが、力が強く獰猛。最強レベルとまで言われるほどの動物です。
まぁ、これも飼うには色々と適しませんね。のび太が引き裂かれそうですもん。
そして見つけたのは子供の象。
のび太は、大きさ的にも性格的にも飼いやすいと判断したようです。
しかし象は群れで行動する生き物。何故か小象は1人ぼっちです。
どうやらはぐれてしまった模様。サバンナで小象が1匹は危険です。
さらに何も食べていないせいか、空腹で元気がなさそう。これは保護してあげる必要がありそうです。
のび太は自宅に戻り、ママに「ミルク!」と言いつけて牛乳瓶を1本調達します。
ですが、小象とはいえ大きさはなかなかのもの。とてもそんな量では足りません。
腹ペコの成人男性にビスケット1枚を渡すようなものです。
そこでのび太は再びママのもとへ向かい、
バケツ満杯のミルクを要求します。
いくらなんでもそりゃ無茶苦茶だってばよ>のび太。
もちろん怒られ、引き返すのび太ですが、牛乳瓶が大きければ問題はないのです。
ドラえもんは、ビッグライトで牛乳瓶を大きくし、それを小象に飲ませようとします。
最初からやれよ・・・。
しかし小象は飲みません。
そもそも象は牛の乳を飲む習性はないのですから当然と言えば当然。
このままでは埒が明かないので、ドラえもんは『桃太郎印のきびだんご』を牛乳に溶かします。
この道具は、どんな動物でも好んで食べる不思議な食品なので、小象もやっと飲んでくれました。
すっかり元気になった小象に、のび太は『ハナちゃん』と命名。
ありきたりだけど覚えやすいし馴染みやすい名前ですね。
のび太・ドラえもん・ハナちゃんはサバンナを駆け回って遊びます。ほのぼのしてますよ今回は。
(※ハナちゃんがのび太になついた理由が、助けてくれたからなのか桃太郎印のきびだんご効果なのかは不明。)
日本時間が夜になり、ママが「ごはんよォ!」と叫び倒してのび太たちを呼びます。
何で『ォ』だけカタカナなんだろう。歌舞伎とかそういう感じ?
まぁそんな事はどうでも良いとして、
小象とはしばらくお別れです。小屋のダイヤル設定をして、いつでも小象と会える状態にしましたし、
今日はもう寝ることに。
そして深夜、小屋の奥から「パオーン!」とハナちゃんの鳴き声が。
駆けつけるのび太とドラえもんが見たのは、
夜の闇に隠れる無数の目。どうやらハナちゃん、ハイエナ野郎どもに囲まれているようです。
ハイエナといえば、集団で行動して『漁夫の利』を得ながら生活する動物ですね。
弱った敵を襲撃しては食べ、ライオンの仕留めた獲物を横取りするなどしています。
このように『やり方が卑劣』という印象があるせいか、よく悪口や批判言葉として使われがち。
4行前に僕もこっそり使いましたけど、気付いてないよね?よね?
・・・無駄話の多い筆者だな。(゚∀゚#)
話を戻して、この状況はいくら象とはいえ危険。ましてやまだ非力な小象です。
これは一時的に避難させるしか方法はないでしょう。
のび太の部屋に連れ込み、今夜はのび太と一緒に寝ることになりました。
のび太を信頼しているせいか、大人しく布団に入っています。
でも、いくら子供の象とはいえ大きさは結構なものがあるはず。
のび太とハナちゃんは2人とも掛け布団をしっかりかぶっている状況なんですけど、
この掛け布団、かなり大きくね?(゚∀゚;)
明日へと続く・・・。