税金鳥(1)

 

 

 

 

 

 

 

いつも僕はパソコンデスクでネットサーフィンや作業をするのですが、

このパソコンデスクを使う際に座る椅子が

姉の勉強机の使いまわしなので腰がなかなか痛くなるんですよ。

5000円以内で買えるパソコン用椅子ねぇかなー。ハルジオンです。

 

 

 

さて、ドラえもんシリーズ更新が止まったかと思えば、

一気に数話にわたる更新をしたりするので、

全く持って安定感に欠けたサイト運営をしちゃってますが、

とりあえずやる気になると更新するので、

定期的にではなく、

何かの間違いで思い出したら見に来る事をオススメします。

今回はコミックス22巻より『税金鳥』です。

 

 

 

三行解説

のび太がお金に関して人々の平等を訴え、ドラえもんが税金鳥なる道具を出す。

みんなのお金から税金を徴収するも、かなりの税金を要求され困る。

そしてジャイアンにより税金鳥は破壊され、ハッピーエンド。

 

 

という感じで、

今更ながら箇条書きの方がしっくり来る事に気が付きました。

さて、コミックス片手に御覧下さい。

 

 

 

最初の場面はのび太が書店で漫画を立ち読みしてるところです。

しかしこのコマでは普通に立ち読みできてるのではなく、

店員がはたきでのび太周辺をピンポイントで叩いてるという、

消費者センターにクレームされる状況が描かれています。

追い出されたのび太は、

書店から出てきたスネ夫の漫画大人買いを恨めしそうに感じます。

もちろんスネ夫は自分の金で買った漫画をのび太に見せてくれません。

相変わらず殺意の沸く表情してますよスネ夫さん。

 

 

家に帰るなりのび太が

「不公平だ!スネ夫ばっかり・・・。」

と怒りを主張します。

家柄の関係上、スネ夫は裕福なので小遣いもたくさん貰えてるわけですので、

まぁ同年代からすれば確かに不公平な状況ではあります。

のび太の家は完全な貧困層に位置する場所にあります。

何しろ子孫のお年玉が50円ですからね。

(※ドラえもんシリーズ第2回参照)

 

 

のび太

「人間はみんな平等でなくっちゃいけないと思うんだ。」

 

という主張なのです。

まぁ確かに人間という生物が無闇に差別される事は問題ありますわな。

ただこの発言の捉え方次第では

のび太は共産主義者なのではと疑念を抱かれそうです。

まぁそれは良いか。

ドラえもんが「公平に近づけるなら、ないでもない。」と言いながら

税金鳥というアイテムを出します。

 

 

この税金鳥は、小遣いから税金を徴収するというもので、

その税率は、

0〜999円ならば1割。

1000〜9999円ならば3割。

10000円以上なら7割。

 

 

 

 

 

ナンデスカこの死亡フラグビンビンの税率。

僕の某ファーストフードにおける月給が平均8万円ですから、

実に5万6千円もの税金が発生する事になります。

自殺するよ僕・・・(´Д`;)

 

 

しかしこのドラえもんの世界では、小遣い格差があるというのも事実。

のび太が500円の小遣いを貰うならば、税金を差し引いて450円の手取り。

スネ夫が2000円の小遣いであれば、税金を差し引いて1400円の手取り。

確かに税率上は公平な感じになるっちゃなります。

しかしこの機械を起動するには仲間達の承認が必要となります。

空き地へ行って皆に聞いてみよう!

 

 

☆ジャイアン大賛成☆

ジャイアンはその税金でジャイアンズのユニフォームと球場を作ろうと言います。

提案者ののび太は、

漫画図書館、ビル、食堂、ゲームセンターを作り、

果ては昼寝室家出室まで作ろうと野望をむき出しにします。

明らかにのび太の提案が、

大人になるための障壁の塊ばかりなのですが、

まぁそこは子どもの想像力と希望という事で捨て置きましょう。

 

 

しかしながらこの税金鳥の起動には皆さん消極的です。

お金は自由にそれぞれが使うべきだ。

そんな事をしなくても良いじゃないか。

そういった意見が発生するやいなや、やっぱりというべき展開に。

ジャイアンマジギレによりひっくり返る反対派の皆様。

 

 

ジャイアン

「自分さえ良ければいいのか!」

 

 

まぁ気持ちは分かるが、それは完全に共産主義者の言葉では?

ということでジャイアン激怒によりやっぱりの展開へ。

ジャイアンが反対派を強引に弾圧し、ドラえもんに一言。

 

 

ジャイアン

「みんな快く賛成してくれた。」

 

 

こころ・・・よく・・・?(゚Д゚)

 

 

まぁそういうわけで税金鳥が活動を開始します。

この鳥は金の匂いを感じ取り、その合計金額から税金をバシバシ毟り取ります。

早速餌食になったのはドラえもん。

ドラ焼きを買おうと持っていた100円を嗅ぎつけられ、

1割の10円を取られてしまいました。

ご丁寧にも90円のお釣りを用意してるあたり、

この税金鳥のエリート気質がうかがえます。

 

 

周囲の皆はその場にお金を持っておらず、税金を取られなかったので一安心。

しかしその安心感を粉砕する必殺の一言を放つドラえもん。

 

 

「何言ってんだ。これからみんなの家へ行って

貯金から税金とるぞ!!」

 

 

税金鳥は貯蓄まで手をつけるそうです。

鬼畜以外の何者でもありませんぞ。

というか気合の入った脅迫をするドラえもんは、やっぱり酷い奴だなと思いますよ。

 

 

さて、次なる納税者は金尾タメル君というモブキャラです。

税金鳥は金尾家に向かって飛んで行き、危機感をもった金尾君は即帰宅。

金尾君が見たのは今にも自分の貯金箱をガサ入れしそうな税金鳥の姿。

金尾君、すかさず貯金箱を包むようにガードしますが、

鬼畜な税金鳥は貯金箱の中の金額を述べ、納税額を宣告します。

その貯金額たるや

達磨の小型貯金箱なのに『23046円』も入ってます。

そして納税額は税率7割のため『16132円』です。

 

 

KI☆CHI☆KU☆!!

 

 

反抗する金尾君は必死で貯金箱を守りますが、

税金鳥によるビーム攻撃によりあっけなく敗北。

税金を取られてしまいました。

残額は6914円となりました。

23000円以上あった貯金が7000円弱ですよ。

これを国会議員が呼びかけようものなら

大量のミサイルが永田町に降り注ぐと思います。

 

 

 

さぁ、ちびっ子達の貯金と小遣いの運命やいかに!

次回へ続く…。

 

 

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